スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

東北遠征。



所謂、奥州ですかねw
まぁ、実際は若干違います。
予定では仙台にも足を伸ばしますが、福島に逗留します。

初めて、大学の友達の実家の方に泊まりでの遠征になるんでドキドキですよw

今は友達の実家へのおみやも購入し終えて若干余った時間を初見さんとしてテキトーに入ったカフェで潰してます。
店員さんの笑顔が素敵過ぎて直視出来ないですw


それはさておき、高速バスって寝る以外にすることがない。
ま、移動中って何にせよ寝てんですけどねw←
小説UPしてもいいんだけど、道中電波はあんのかな。
ま、何が言いたいかってぇと、ブログでばっか小説書いてないでいい加減コンテンツにUPれksって話です、サーセン( ̄▽ ̄;)

1000打感謝企画としてはフリー小説一本とフリー絵の配布を考えてます…。
ジャンルが何になるかは未定なんですけど←
ま、ブログ見てる人が少ないだろうから近い内に告知ページUPしておくんで詳細はそっちで宜しくです。


あー、久々にマターリしてるかも。
ほんじゃ、ネタ草稿でもしてきますw

でわノシ


+

【小ネタ】機関銃の話【BASARA】


笑顔で檄鉄を起こしてやるわ。
そうして笑顔で引き金を引いてやるから覚えてなさい。





++悪戯の代償++





其れは単なるからかいだった。
佐助にとっては其れはほんの悪戯のつもりであったのだ。
ちょっとした戯れ。
北条が保護したという未来の姫に興味がわいて、そっと垣間見に行った。
そうして、ついつい、好みの気の強そうなその姫に一つ、口付を落しただけだった。
そう、まさか、そんな、と佐助は思う。
その悪戯が丁度三日前、そして今夜はその三日後の夜である。


佐助は必死の体でこの空間から脱走しようと試みている。
だが、其れを赦さないのは姫の背後に鬼の様な怒気と殺気を放ちながら腕を組んで佇んでいる男、風魔小太郎の存在だった。

「冗談止めてよ〜」

溜息混じりに姫を見遣る。
すると、どうだろう、彼女は肩に掛けていた見慣れない袋の様な者から何やら黒光りする鉄製の部品をいくつも取りだし、組み立て始めたではないか。
かちゃりかちゃりという独特の音がする。

「えぇと、俺様そんなに悪いことしたっけ?」

何て頬を掻きながらぼやきつつ、隙を探す。
けれど、上田城の佐助の自室で一番安全な筈の此処が戦場なのである、何処に逃げればいいのか佐助には皆目見当も付かなかった。
すると、姫は何やら組み立て終えたらしく、佐助に向き直る。
佐助は姫の手に握られている凶暴な風体のモノに見覚えが在った。
多少形状は違えど、戦場で何時も猪突猛進な二人の命を護る為に真っ先に潰してきた部隊の持ち物、そう、長筒である。恐らく、未来のモノなのだろう。黒い光沢、だが形状は間違いなく長筒に分類されるだろうと佐助は思い、背中を嫌な汗が流れていくのを感じていた。

「まさか、それを此処でぶっ放したりは…」

そう言って引き攣った笑顔を向ければ彼女は至極当然そうに言い放つ。

「それ以外の目的でこんなもの組み立てるとでも思っているのなら、存外、貴方は馬鹿ね」

ですよね、と佐助は冷や汗が吹き出すのを感じながら肝が冷えていくこの状況に自分の軽いつもりの悪戯がここまでの状況を引き起こすとは、と内心三日前の自分を責め立てていた。
そして、再度姫を見た時に、佐助は目を疑った。
今まで見た中で最も綺麗な笑顔で彼女は檄鉄を起こしたのだ。
そして、見惚れるほどの笑顔のまま彼女は言い放つ。

「精々逝かない様に祈るのね」

そしてその凶悪な獲物の引き金を勿論、綺麗な笑顔なまま無言で引いたのだった。





もうもうと流れていく土埃。
その先にはボロボロになった忍装束の端を摘まみながら恐怖で顔を引き攣らせている佐助が座り込んでいた。
姫は、というと、気がすんだのか、獲物を分解し、袋に詰め直している。
佐助は内心助かった、という思いと共に、弐度とこの姫をからかうのはよそうと心に決めたのであった。
すると、姫は袋を小太郎に預けると、つかつかと歩み寄ってくる。
こりゃ、張り手を喰らうかな、と佐助は苦笑いをさらに深める。
すると、彼女は思いもよらない行動に出たのだ。

一瞬、時間が止まった様に感じたのはどうやら、小太郎もらしい。
自分が口付けられたのだ、と理解する頃には彼女の柔らかい唇は離れていた。
そして、彼女は挑戦的に微笑むと爆弾発言をして、小太郎を従えて小田原へと帰って行った。

「これで御相子ね?気持ちの伴わない行為なんてただの行為だもの、次もし、私と何かしたいなら、惚れてからにしてよね、ま、そうなると小太郎から私を奪わないといけないわね」

佐助はやられたな、とまた色の違う苦笑いをする羽目になった。
まさか、悪戯の代償に心を奪われるとは…
しかも恋敵はあの、伝説。
やれやれ、と本日何度目か解らない溜息をそっと吐いて、小田原へと続いている空を見上げた。





+End+





+痕餓鬼+


気が強くて押しも強いお姉さまタイプが好きそうな佐助であります。
んでもって、ツンデレとかギャップに弱そうでも在ります。
ちなみに小太郎は包容力のある大人タイプでありつつ、ドジっ子とかで目が離せないんだよな、って事らぶらぶしてたら可愛い。
お互いに補い合っててとても微笑ましい。
とかって勝手気ままに妄想していたら出来た一場面でしたw

よし、もうそろそろ寝よう。


+

【小ネタ】続・別れの唄



アンタが泣くなんて想定外だ。
アンタが嘆くなんて想定外だ。

嗚呼、どうしてこうも、気付くのが遅いのだろう…





++続・別れの唄++





森の少しだけ開けた場所。
大木が根を張り、其の周りに十分な光が当たらないからだろう。その大木を避ける様に周りの木々が伸びているからスペースが在る様に成っているのだろう。
其処で私は先程まで舞う様に闇風を相手していた。
けれど、叫ばれた言葉に反応した数瞬の後に私の身体には貫通するほどの力で闇風の忍刀が深々と突き刺さっていた。妙に大きく響いた自分に冷たい刀が突き刺さる音。その癖、誰かの悲鳴は遠く聞こえていた。
私は多分、酷く間の抜けた顔をしていただろう。言われた言葉の意味を捉えあぐねていた上に、一瞬の事で自分の状態が上手く把握できていなかったからだ。だが、ゆっくりと全身から力が抜け、膝を着き、両手から愛刀が零れ落ち、喉をせり上がって来たドス黒い血反吐を吐いて漸く、ああ、致命傷なんだな、と理解した。膝立ちの格好のまま、私は闇風を見る。そうして、言われた言葉の意味を其処まで来て漸く理解した。意味を理解して酷く堪えがたい何かが私を簡単に支配し、何かを破壊した。その瞬間、私の目からは涙が零れ、流れ落ち、地面に溜まり始めた自分の血と混じった。

嗚咽を堪え、肩を震わせ、声を押し殺す。思い出してしまった願いとその願いに掛けられた希望と約束が、重くのしかかった。それでも、と私は息を吸い込む。伝えなければ、彼は待っているんだろう。こうして、時間がかかれば、かかるほど彼が包囲されていく。彼は私を助けたのだ。最後の最期に、この殺戮の連鎖から、救ってくれたのだ。だからこそ、これ以上、彼を不利な立場に追いやりたくなかった。

「…****だ、小太郎、私は、****というんだ」

そうして、絞り出した声は無様に震え、戦士としては有るまじき程だった。それでも、彼は、小太郎は私の傍に跪いてしっかりと視線を絡ませて、頷いてくれた。
かふ、と再びせり上がった血反吐を吐き出して、さらに力の抜けた身体は意思に反して倒れようとする。嗚呼、遂に終わりかな、と微苦笑していれば、誰かが、背に腕を入れ、仰向けに私の身体を支えていた。少し硬い位の腕は黒い手甲がはめられていた。そっと、ぼやけ始めた視界をずらして腕の持ち主を見る。其処には迷彩色と鮮やかな橙が在った。既に声すら思うようにならない私は「さ、す、け」と唇を動かす。佐助は力強く何度も頷く。小太郎は私の利き手を痛い位に握っていた。左右両側に居る忍を交互に見遣る。ぼやけた視界の所為か、二人の頬に何かが流れている様な気がしても、見えない。忍は泣かない。彼等は感情を完璧に殺せる、筈だ…、本当に?

私は無意識に言っていた。既に音にならない声は無音の言葉として二人に伝わるのだろう。

「な、く…な」

二人が目に見えてびくり、と肩を震わせた。それで確信する、嗚呼、この二人は泣いているのだ、と。
私は酷く困ってしまった。彼等が泣くのは想定外だ。私が死んで泣くのはこの世界に私だけの筈だったのだ。ずっと、誰も信用していなかった。だから、名すら名乗らず、誰にも媚らず、群れず、そして何処の国にも手を貸さなかった。ただ、森の奥で動物と共に静かに暮らしていただけだった。この世界も、こんな世界に放り出した神も、この世界の人も、同じ境遇だった筈の人間も、全てを憎み、疎み、厭うたのだ。それ故、時に傲岸不遜に、唯我独尊に、ふるまった。
だというのに、彼等は私が死ぬと解って泣いているのだ。どうしてか、解らない。其れが哀しい事だと漸く解ったのだ。
そして、小太郎はそんな私を赦し、そして、彼は私を受け入れたのだ。
嗚呼、どうして、こんなにも、哀しいのだろう。
解ってしまった。気付いてしまった。私は結局、誰も憎めなかったのだ。私は結局、たった一人しか憎めなかったのだ。そうして、その一人すら、最後には助ける事を否と出来なかったのだ。
嗚呼、そうか。
私はただ、寂しかったんだろう。温もりが欲しくて嘆き、優しさが欲しくて彷徨う迷い児の様に、嘆きの唄を歌って、奏でていたのだろう。其れが、きっと耳の良い、この二人の忍には届いていたのだ。なのに、私が其れに気付いてやれなかったから、私は終わらせてもらうしか出来なくなったのだ。
嗚呼、言葉がこんなにも不完全だと言うのに、こんなにも人は依存しなければならないなんて。
嗚呼、泣かないでほしい。
私はもう寂しくないのだから。私は、赦されたのだから。もう、痛くないのだ。心はもう、痛みを感じていないのだ。

「…あり、が…と……」

絞り出した声、振り絞った言葉。
陳腐で、有り触れた、されど、とても優しい響きの言葉。
私はそっと、呼吸を深く整える。
遺された僅かな時間、この、御世話になった森に、救ってくれた二人に、届けよう、この想い。
私は静かに声を音に、音に言葉を、言葉に想いを乗せ、最期の時を刻む別れの唄を奏でた。それは言葉とはいうも、既に意味はなしていない音の羅列だ。それでも想いを届ける為に私は奏でる。森に響けと、彼等に届けと、必死に唄う。その間も血は失われ続け、脈打つ心臓が段々と弱まるのが感じられる。走馬灯は駆け廻り、目から涙は止まらない。それでも私は唄う。只管に、想いを音にし続ける。二度と唄えないのなら、今、全てを出しきろうと、私は必死に紡ぎあげる。

嗚呼、これで、終わりだよ。
嗚呼、これから、始まるよ。

だから、どうか、泣かないで。


すぅ、と最期の一音の余韻が夜の森に吸い込まれるように消えた。
小太郎はその瞬間に握っていた彼女の手から完全に力が抜けるのを感じ、最期を理解した。
同時に、佐助は支えていた身体がずん、と重さを増した事で最期を理解した。

出血を少しでも抑える為に抜かずに在った忍刀を小太郎はそっと引き抜き、その刃に付着した血を見つめ、そうして何を思ったか、それを綺麗に舐め取った。そして、彼女の首に掛かる銀細工の首飾りを取ると、自分の首に掛け直した。佐助は其れが彼女の遺言になったのだろうと判断したのか、何も言わない。佐助自身は彼女の指を飾っていた金の蛇を象った指輪と銀の髑髏を象った指輪を抜き取り、懐に収める。其れはそれぞれ彼女が最も大事にしていたものだった。そして、其れは彼女がこの世界の元よりの住人ではない証拠でも在った。

『真田の、我が、真なる主は此の者只一人、そして主は言った。もし、私が死んだなら、どうか…』
「忘れないで、だろ?」

そう言葉に被せる様に佐助が言う。
小太郎は若干不機嫌そうに口元を引き結ぶが、直ぐに無表情に戻ると、頷いた。

生前、彼女がたった、たった一度だけ、山小屋で垣間見せた弱さ。其れを最高峰の忍二人は正確に意味を理解していた。だからこそ、彼等は彼女を助けたかった。だが、時代が其れを赦さなかった。故に彼等はひっそりとその胸の深奥で決意する。
もし、もしも、輪廻の輪が廻り、廻って、再び彼女に会う事が在るならば、次こそは彼女を救う、と。


哀しい、孤独な迷い児。
迷い、迷いて、絶望の果て、修羅となる。

嘆きの唄を叫ぶ事すら赦されず。
そうして、修羅は闇に堕つ。


嗚呼、どうか、願いが叶うなら、たった一つで良いです。
帰る場所を、教えてください。




哀れな修羅。
漸く知った温もりは死の間際。




The end





++痕餓鬼++


トリップってそんなに良いものに感じないのが僕の持論です。
勿論、好きなキャラに会えるのは嬉しいですけど、でも、本当にリアリティの在る世界なら間違いなく、斬られれば死にますよね。
それに、そうそう運よく主要キャラに保護されるものでしょうか?
運がよければ、今回の主人公と一緒に放り出された友達のように姫や客将扱いの様に保護され、衣食住が保証されますけれど、主人公の様に落っこちた場所が危険個所なら、既にその時点で下手すればゲームオーバーでその場で昇天です。
ほんで、今回はそんな風に捻じ曲げられ、帰る場所も居場所も与えられなかった荒みきった現代人、勿論生きる為に人を蹴落としてます。そんな現代人の一つの結果、末路とも言うのでしょうか。
そんなものを表現してみました。

気が向いたら、サイトの方に加筆修正して中編としてうpするかもしれませんねww
では、此処まで御付き合いいただき有難うございました。


相模蓮。


+

【小ネタ】別れの唄



ただ、ただ、泣くだけの君が大嫌いだった。
ただ、ただ、護られる事を享受する君が、大嫌いだった。





++別れの唄++





刻、一刻と時は進む。
そうして、戦場と言う混沌は勝敗と言う秩序に向かって収束し、時に加速していく。
月明かりの中で行われた戦闘はごく小規模な戦場を生み出し、そしてごく短い時間で終結しようとしていた。其れは、多分、忍同士の戦いであればこそのものだからだろう。草葉を、木々の枝葉を駆け抜ける闇風は全てを呑み込み、そうして風がやんだ頃には辺りには死臭が漂っていた。
不意に、くい、と袖を引かれた。それで漸く、自分の背後にいる存在を思い出した。同じ境遇でありながら、全く違う立場の御互い。其れも、また私が彼女と言う存在を厭う原因なのかもしれない。
こっそりと溜息を吐き出しながら、人差し指で静寂を促す。研ぎ澄ました感覚は未だに危険だと言っていた。あの、闇風は未だにこの勝敗の決した場の近くに居ると思われた。
だからこそ、制止と静寂を求めたというのに、背後の彼女はしゃくり上げ始めた。
その音が致命傷だと何故気付かない。私は口を塞ごうとして失敗した。既に彼女は自分の口を塞いでいるのだから。だというのに、静寂に包まれた森の中では彼女の押し殺された嗚咽すら響く。


ああ、と私は今日最大の溜息を吐いた。
眼前にはあの、闇風が佇んでいる。
これ程までに足手纏いになるなんて、と私は酷く彼女を嫌悪する。まずもって彼女がどうして私についてきたのか、全く理解できないのだから終わっている。あの、安全な男の元に居て、護られていればいいものを、何故、私などを追って夜の森と言う危険極まりない所なんかに足を踏み入れるのか。全く理解できないのだ。彼女は私とは違う。全く違う。彼女は護られていた。私は生き抜いてきた。同じように投げ出された戦国乱世で彼女は姫の様に護られた。私は自分で自分を護り抜く以外に生き残れない状況だった。だからこそ、この手は既に何人もの命を刈り取っている。大きすぎる違いだ。私はもう、戻れない所まで堕ち切っているのだ。故に彼女とはもう、理解しあえる筈も無いのだ。
ああ、だったら何故彼女は私に、嫌われていると泣くんだ。解らない。

『何者だ』

闇風が口を開いた。
今では読唇術も御手のもの。
少しだけ苦笑してから答える。

「…この辺の山小屋に住んでいる」

闇風は口を引き結んだ。
私はこの絶望的な現状を何処か冷めて見ていた。
どうせ、死ぬのは私の役目なんだろう。ならば、それもそれだ。どうせ人は皆死んでいく。遅かれ早かれ、私もこの殺戮の連鎖の中を生きる者ならばこうなる事は目に見えていた。故に何処か諦めにも似た感覚が過る。

『………』

闇風は無言で背の忍刀を引き抜く。
纏う闇を濃くしながら彼は腰を落として構えを取る。其れは何時でも間合いを詰められる構えでありながら決して前進のみに特化した構えでは無い。前後左右、そして上へと何時でも飛び出せる構えであった。音も無く行われたその動作があまりにも滑らかで、もはや其れは芸術で、私は見惚れていた。同時に絶望が降りてくる。実力差が在り過ぎる。これでは、刺し違える事すら無理だろう。背後の足手纏いが逃げる時間すら作れないかもしれない。背後の御荷物の保護者兼護衛が追い付くまで時間を稼ぐことすら望めないかもしれない。それでは命を懸ける意味が見出せないではないか。それでも、私は使い慣れた小太刀を抜いて構えた。皮肉な事に、彼と同じ、私も二刀使いだった。

「立って、走れ、お前の居場所へ逃げろ」

飽くまで静かに言い放つ。
戸惑った様な背後の存在に結局怒鳴る事になる。

「良いから走れ!!」

漸く、彼女は立ち上がり、背を向けて走り出した事を気配と音とで確認する。
そして彼女すら消そうとする闇風の正面に立ちはだかり、一度目の剣戟がぶつかり合う。冴えた音が響く。二合、三合と打ち合う中で御互いのリズムが酷似している事も知った。
円を描く様に互いに間合いを取りながら弾ける様にぶつかり合い、また弾かれるように間合いを取る。くるり、くるり、回りながら打ち合いを続ける。
やがて、私はあの黒い感情が膨らむのを感じてくる。其れは、あってはならないと理性が歯止めをかける類のものだ。そう、私はこの闇風との打ち合いが楽しいと感じているのだ。相手のリズム、自分のリズムが重なりあい、響き合い、一つに溶け合う。まるで秘め事している時ような高揚感、そしてそれ以上の生きているという感覚。私は今、生きているのだと言う感覚。自然と、私は口端を釣り上げていた。
其れは相手も同じだったらしく、私が笑むのとほぼ同時に彼もその口に笑みを刷いた。
感じているか、届いているか、私はお前と殺り合えて楽しいのだ、と。


彼も此方に見えぬが鋭い眼光で以て語りかけてきているようだった。
まるで見えぬ糸で結ばれた様に私と彼とは舞い続ける。
既にこの戦いは真剣勝負の中で昇華され剣部の其れへと変じていた。だが、双方とも無論殺しにかかっている事だけが舞いとの唯一の違いなのかもしれなかった。


けれど、そう、やはり戦場は加速した後に勝敗へと収束し、終結するのだ。


「―――っ!!」

叫ばれたのはどちらの名前だったのかなど、知る由も無い。
音を認識した瞬間には哀しそうに引き結ばれた闇風の口元が私の耳元に寄せられて、掠れ、微かな音で紡がれた音だけを拾ってしまったから。

ザシュッ

やけに大きく音が響いた。
楽しかった時は終わってしまった。
どうして、こう、なるのだろうか。


私の微かな願いは何時だって、叩き潰されるのだ。







To be continued...?

+

女神が望むのは。


喜劇か、悲劇か…。


因みに、やっちまった。
あはは…眠すぎてボロが出てしまいました〜\^o^/

嫌われてたらどーしましょw
まぁ、だとしたら仕方ないさ。


さてはて、今日はゲーセン逝ってきましたw
明日は多分逝けないので今日逝った次第なんですが。
某人物について全員一致で苦手だと判明。
自分はああ成らないように努力しようとひっそりと決意しつつ、眠さ故に年上のお兄さんにとんでもない反応を返してしまって自己嫌悪に陥りつつ、つい先程帰宅しました(;´・`)

た だ い ま ←

物騒なご時世だけにひやひやする場面もありやすがね(ゲヘヘ
ま、一見して性別が判らないので無問題←


で、だ。
これからSound Horizonの5th Album MOIRA を聞きながらネタを書きますww
出来たらUPするかもです〜←

でわノシ


+
<<prev next>>