シャルルマーニュ

雨の中、電車に1時間ほど揺られ榊と田舎に。
初めての、ふたりで電車で帰郷がこの日とは、思い出深いような、胃に悪いような。


携帯の向こうの友達(女の子)のマイペースさに、榊が時折イライラヤキモキしてるのをひしひし感じながら、でもあえて軽くスルーしながら、なんとか合流。


とにかく緩衝材になるべく徹した。
あるいは友達を徹底的にもてなした。

引き出しは片っ端からあけて、球は全て繋ぐか返して……あとは野となれ山となれと。



料理好きゆえに食にこだわる榊への一番の懸念のランチも、珍しく「悪くない」て感じだった。

ところどころの物足りなさはあるものの、完全アウトには至らず、平均的に及第点なので、むしろ印象は良い方。

同じ値段でも、内容(量)が、都会のそれとはずいぶん異なるから、いろんな変わったものが食べられ、楽しめたようだった。

僕はキノコのポットパイシチューを、榊は自家製?ハムを気に入った。


話は思いの外弾んだ。
もちろん榊が気遣いがあってのこと。しかし今のところ負担にはならない程度のようで、ダブルで助かった。