繰る繰る

喧嘩のようなことになっても、一緒に舟を漕ぎ続けるだろう。
大海に浮かぶ小舟。一歩間違えば転覆、溺れる。分かっていて、それが嫌だから、加減する。残念ながら、不毛なやり合いを避けるのは不可能。

僕らって馬鹿だね、と時々わらいながら。
駄目さが僕ららしさ。
そんな気がしてる。
若い頃とは違う、ぶつかり合いでもすれ違いでもない、ケツの叩き合い。そして、妙な確信。