2017-12-22 13:01
額縁を拾って帰る
題字そのまま。
朝、捨てられていたのを拾って家に持ち帰った。B1くらいあったろうか。
頼まれごとで、個人的に看板の類をいくつか作っている。パネル仕立てが安価で楽だが、耐候性も気になる。そこで(様々な事情があって敢えて)額装を考えていた。しかし当然のことながら、安くはなく、どうしたものかと考えていたところだった。
事務所から和紙の端切れの束が出てきて、使わないから捨てるというのでもらって帰ってきた。
ひとつはゆうゆうと俳句が詠めそうなスリムなもの。もうひとつは、耳付きの長方形。縦横の比率が綺麗で、一辺には耳が残っている。少し小洒落たお店ならメニュー表に使うかもしれない。
耳付きの束の、耳側の断面は、毛羽が重なって複雑な陰影を見せる。まるで製法にこだわったパンのような有機的な模様だ。
何に使うの?と眉を顰められたが、決まってなくとも、すでに面白い素材ではないかと思う。
榊なんかは、僕の想像通り、持ち帰ったそれに何度も口づけてうっとりしてる。伝統工芸大好きだからね。
なんなら使って欲しいのに「こんなのもったいなくて使えない!」と言われて困ってる。(だったら1/3僕に返して)
残念ながら…いや、別に残念とは思ってはないんだけども、うちは趣味が合わず、私が好きで集めたもの(完成品より材料が多い)は彼にとっては心底無価値なので、ただただ呆れられてます。
似た感性の人と一緒にいるのはきっといいものなんだろうなぁ〜 まぁ共感はないけど、ほっといてくれるから楽なんですけどね、元々一人の時間、大好きなので。おしゃべりだから、人といるのも大好きですけどね(*^^*)
どんなものになるのかな〜
楽しみです(*´∀`)
拾わず・貰わずにはいられませんでした!
のんびりな僕でも直感がうるさいくらい働きましたから。お陰で電車乗り遅れましたけど。
僕らもありますよ? 榊のアウトドアグッズとか、それ、おんなじじゃない? いるの? みたいな。(笑)
ほっといてくれるのも良いですね。まるごと認めてくれてることだと思うから。その空気感、羨ましい。
額縁の方は、中身が完成したので、使ってもらっています。ダークカラーの木枠なので、アルミやプラと違い、雰囲気がいいと好評で、本来の目的として使わない時も展示してくれているそうです。
和紙の方はまだ使い道が定まっていません。決まったらまた報告させてください。