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除染の本当の意味

最近、田村市にはあっちこっちに除染作業員の宿舎が出来、たくさんの人がそこで寝泊まりしています。従業員宿舎作ること、そこで住む人が食べたり飲んだり、買い物したりすること。
今、除染作業は福島にとって新しい産業になってきてるようです。
でも、除染という作業は目に見えない放射能を掃除する作業だから、いくらでもズルをしようと思えばできるわけで、田村市では先日手抜きの除染作業が全国的に報道されました。
でも、企業は懲りてない。
従業員を不当解雇したとして訴えられた企業を調べたら、出るわ出るわ。
除染作業を手抜きしていたとか、除染作業員の講習を殆どやらないでやったことにしていたとか。
そういう悪事がてんこ盛り。
しかも発注者と作業員の間に第一、第二どころか第三、第四まで下請けがあるとか。
なんにもしないで上はピンハネするだけ。実際の大変な作業は下に放り投げる上の企業。
上がそんな態度だから、下も手抜きをする。
やるきの無い態度が見え見えなのです。

除染作業というのは目に見えない放射性物質が相手。
しかも、真面目にやって必ず成果が出るかと言えばそうではないのです。
いくら必死になって除染しても効果がないことだってあったりして。
でも、一年四カ月過ぎて、除染作業の効果もあったのかもしれませんが、警戒区域の高線量地区が四分の一になったという報道がありました。
震災からまる2年。セシウム134の最初の半減期が来ているというのもあるかもしれません。

正直、やる気のない除染ならやらなくてもいいんじゃないかというのが私の主観。
除染というのは身体の為以上に心の為にする作業だと思うからです。
田舎町である常葉では、今まで知らない顔なんかほとんどなかったのに最近は知らない人がたくさん来て不安だという声もあります。
除染と言えば国からお金が来るという甘い考えじゃなくて、もっと除染の本当の意味を考えて欲しいなと思いました。
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