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世界遺産 富士山と福島のある女性の話

昨日の新聞と土曜日のテレビで富士山が世界遺産に登録されたというのをやっていました。
以前、富士山は自然遺産候補としての登録申請が却下されたことがあって、それが排泄物などで汚いからという話だったと聞きました。
以降、清掃や不法投棄の問題に真剣に取り組み、今回文化遺産としての登録がなされたそう。
日本の宝、富士山が世界の宝になるのはとっても喜ばしいことだと思います。
夏には福島の高校生が富士山に登る計画もあるのだそう。
二本松は富士山を望む北限と言われており、福島の新聞にも記事が大きく載っていました。

福島には有名な女性登山家がいます。
田部井淳子さんというのですが隣町田村郡三春町出身、御年73歳ながら女性で初めてエベレストの単独登山に成功した方。
私も何度か講演を聞きに行ったことがあります。
その田部井さんが震災後、新聞のコラムにこんなことを書いてました。

震災後、出会った人に
「自分は福島県出身です」
と言ったら
「え? 福島県?」
と2〜3歩後ずさりされた。
これが風評被害というものかと感じた、と。

これは震災後半年の頃、新聞に載っていた話ですので今とは違うかもしれませんが田部井さんのように有名な方でさえ、そういう目にあっているというのは忘れられない話でした。
田部井さんは震災後、被災者を誘ってのハイキングをほぼ毎月続けていらっしゃいます。
「福島の素晴らしい自然をぜひ、歩いて元気になって欲しい」
これから夏。
新緑の季節、福島が間違いなく一番美しい季節です。

富士山の世界遺産登録と一緒に、福島の元気も世界に発信していって欲しいなあと思います。
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