塵 月 抄

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独白を抱いて舌打ちをする

僕が何者でも




無いように




外も何者でも




無いようだ
























僕が問い掛けない限り




返事など




返ってこないようだ


























硝子越しに




見ていれば




触れられるようで




触れられず




冷たさだけが




感覚を刺激する




























それは在るようで




無いようだ

























一思いに




飛び込んでしまえば




割れた破片は




痛烈にも躯を切る




だから




ただ見ているだけ




傷を負うのは御免だと
























けれど



生きるということは




傷付くということだ






































勇気は時と共に








生まれやしない








何か得る為には








何か捨てなければいけない






けれど結局









誰もそれを








捨てたくはないんだ






























頭を垂れて








謝りながら








小さな声で呟くのだ








「覚えておけよ」と

消失への手引き

数多注ぐ雨水が




渇いたアスファルトを




濃く色を変えてゆく





































傘に滴る雫が




跳ねながら




音を鳴らし




滑ってゆく





























頭上に広がる




深く澱んだ空など




無いものとし



























ただ前を向いて




歩いている

























靴が水溜まりの中に




あることも気付かず



























悲しみで




涙が溢れることは無く




恐怖で




足が震えることも無い




























流されてゆく




人間性






























帰路につけば




無情を溶かし込んだ




水を啜る






















失われてゆくものに




気付かぬうちに




















あることすら



忘れてしまった

































誰も彼も








自分が








一番不幸だと思って

冗談じゃない

さてさて、巷では有名人の出馬ラッシュですね(笑


自分は政治ってそんなに関心がないというか好きではないのですが(人為的過ぎて)有名人の立候補が多過ぎる気がします´∇｀



柔道家とか、女優とか、元野球選手とか。



別にいけないこととは思ってないんですけど、本当に｢国の為に｣と思ってるんでしょうかね。

もしも思っていたとしても基礎知識って絶対必要だと思う。

少なくとも、外国と何かと接するわけなのだから日本の歴史ぐらいは知識になければどうにもならない。

以前話題になった竹島問題だってそう。
歴史を知らないからどっかの国に丸め込まれるし、北方領土だって。


その有名人たちはその一部の分野については長けていたかもしれないけど、そんな知識があるとは思えない。


明治時代の政治家の思想は｢国の為｣だったのが今や｢私の為｣



もう一つ話題になってるのが｢口蹄疫｣。


これから和牛は値段が上がるでしょうね。



宮崎牛の種牛の残りの6頭を隔離したのにその中の1頭が既に感染してたらしい。残りの5頭も同じ牛舎で飼育されてたということなので危うい。


もっと政府の対応が早ければ感染は半分になってていただろうって話も聞きます。


何故対応が遅れたってそのような問題に対して決断をするべき農水大臣がゴールデンウイーク中に外国へ旅行してたからっていうんだからふざけた話です。









そういえばこの間、鳩山首相が宇宙飛行士の山崎さんとの会談で

｢日本は有人ロケットは打ち上げないんですか？｣って質問。

それに対して山崎さんは｢え？｣って困惑したらしい。



それを決めるのはあんたがすることだろうが。鳩山さん





ただ、国の為に働けというのは少し傲慢な気がしますが。

己はまだ子供であると認めるべきなのかもう大人であると自覚すべきなのか

その人を




嫌うのは




深層に好かれたい




願望があるからか
























何も感情が




起きなければ




気にさえしないはずだ



























なんとも




人間関係というのは




複雑で




互いを完全に




理解しうることなど




到底叶わない

































相違や交錯を




どれだけ




積み重ねたところで




汲み取れる量は




たかが知れている































言わずとも




察して欲しいなど




差し出がましいのだ





































到底




理解など出来はしない


































もしも秘密を全て








共有できるならば








どれほど








安らげることだろう

夜明の陸

目映い光の中




手解きはいらない




夢の中に落ちてゆく




逃避行へと誘う






























もしもこれが




夢であるなら




それは現実からの




褒美だろう





















もしもこれが




現実であるなら




それは夢からの




解脱だろう




























生きることとは




常に苦難の連続であると




理解しておきながら




背徳の空に




吠えるのは




己を律することが




出来ない証拠

































足手まといの��自惚れ�≠�




なんと残酷なものだろう






























解っていながら




振り払う術が




何処にも無い






































誰にでもある




弱さを




認める事ができたなら




解放へと導かれるのか





























体裁で糊塗された




人込みを




立ち止まるだけの




意志は何処にあるのだろう







































上弦の月が







照らす夢




















飛び立てるのなら








それでいい