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隻影





行き場を失い




瀰散した夢の切れ端
























毀棄したはずの




希望が




まだ遠くの方でちらついている































完全に消えないから




期待してしまう




怜悧な頭があれば




もう少し




賢明な判断が




出来ただろうか

































期待と絶望は







紙一重であるように




一歩でも




踏み間違えてしまえば




もう二度と




這い上がることのできない




奥底まで落ちて行く
































失墜




手を伸ばして届かぬ空




人は垂涎の的として




何も無い




空の奥深くを目指す

































そこには何も無い




空気も




光も




人も







































茫漠と広がる




虚空に憧憬を抱く




何も無い世界に




何があるのかと



































何も無いことが








絶佳であるのに








何か無いかと期待する








それが愚かさだ










僥倖を待つことも








またそれに同じ








一つの影も無い






蛇と蛙

二進も三進も行かないのさ




何処を歩いても突き当たる






























人の目を覗き込んだなら




奥深くに見えるものを




私は見ずに視線を逸らした




























一本の糸が垂れているのに




気付いたなら疑うまでもなく




それに全体重をかけて




ぶら下がろうとするだろう




























あれやこれやと




滔々と放たれる




弓のような言葉に




いちいち反応する事を強いられて





どの色が好きなのと問われれば




どの色でも良いと答え




何が欲しいのと問われれば




貰えるものなら何でもと答える





























品格と矜持に傷痕をつけられ




染みるからと消毒もしないから




膿んでしまって




本末転倒もいいとこだ



























ただ死に物狂いで




熱湯のなかに




手を入れられるかと言われれば




睨み付けて唾を吐く癖に




水から浸かっているから




こんな無様な体裁を露呈する































何が悪いと的を定められれば








少しは生きやすくだろうに








曖昧になっているから








吐き出す宛もない








おとなのせかい








灰色のまま干からびるのだ








おとなのせかい








お大事にと渡された処方箋に








薬の名はひとつも無い




逃避か、もしくは

皆様こんばんは







只今、長野に旅に来ております。





上田城を見て、真田そばを食べて、一泊。
明日は松本城を見て帰路につくといった具合です。





どんだけ城好きなんだ!っていう突っ込みは無しで( ゜∀゜)




そもそも旅行なんかしてる状況じゃあないんですが←






どうでもいい近況報告ですね。分かります。











でも、旅行っていいですよね。


「非日常」の代名詞で。
基本的に遊ぶこと以外考えなくていいし、何よりも未知の土地で眠りにつくという事が全てをリセットしてくれるようでたまりません(笑






カーテンを閉めて、枕元のライトを切って、ウォークマンで好きな音楽を聞きながら悶々として…とかいう一日の終わりを自らに告げる為の一番大切なルーティンを行うということが出来ない、というか"やらない"というのが、逆にとても意味があるんだと思うんですよね。







くだらん近況報告をもうひとつ。こないだ「元素のふしぎ展」とやらに行ってきましたよって。




自分は根っからの文系な為、ちんぷんかんぷんでしたが、海を構成する成分の割合とか人を構成する成分の割合とかなんか哲学を感じた所存でございます。




成分だけなら人間が作れるかかかも!みたいなね。






それと、もうひとつ面白かったのはセシウムから出る電磁波の周期的なものが一秒の定義であるってこと。



「秒とは、セシウム133原子の基 底状態の2つの超微細準位間の遷 移に対応する電磁波(radiation)の9 192 631 770周期に 相当する時間である。」





誰が決めたんだか知らないけれど、原発問題で放射能汚染深刻になっているなかで
実はセシウムが時間をある意味で司ってるなんて面白いよね。











まあそれはさておき、よくPCから拍手をしてくれる方ありがとうございます。



ときに、何か一言残していただけるとなおうれし(ry←






そして、エムブロユーザーの方と非エムブロユーザーの方の購読者様が増えていました!




なんか、非エムブロユーザーの方の購読者様が地味にじわじわと増加しているのですが、つまらん記事ばかりで申し訳無いです、ほんとm(__)m







ではまた。



風鈴







空から




飛行機が




翔る音が聞こえる




































陽炎が揺らめく




道の先に




信号機が立っている




























交差点の真中で




事切れる蝉




誰も目を向けることもない
































見知らぬ人が




それを踏む




気付かないのか




"振り"なのか




























子供が立ち止まり




指を指す




無垢の風が




熱を浚う






























親が手を引く




時は回る




それを置き去りにして
































辛辣という




言葉だけでは片付かない




そんな世界の端で




僕は何を見たのか



































人の思惑が








この暑さをより過酷にする








"白々しい"








その言葉は冷たく








ただ心を虚空にする






























本当は気付いているんだろう








逸らさずに見ることを








忘れてはいけない































音は随分前から








聞こえていた筈だ








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