女性に支えられ

高校生あたりまでは男性作家の作品しか読まなかった。なんとなく。女性作家というだけで敬遠していた。

辛うじて読んだのは、同世代で文学賞を獲ったということで、綿矢りささんと金原ひとみさん。あと、当時好きだった臨採の国語教師が薦める作家や、借りたものくらいか。


30前後、いや超えてからか
女性作家モノをよく読むようになった。

長野まゆみさんの耽美な文章から入り、柚木麻子さんの絶妙な描写力に圧倒され、今は吉本ばななさんに傾倒しそう。
少し前に漢方と薬膳にハマった時に群ようこさんにもお世話になった。

(賞を獲ったり、海外に翻訳出版されたり、長く続けられてる、
"力量"のある「作家」ほど、やはり面白いと、ようやくわかってきた。
この賞獲ってる作家はだいたい好み、だとかも。

あと、ライターより、エッセイストより、作家。

もちろん同じ作家でも凸凹はあるものの、それも、読みながらなんとなく判断つくようになってきた)

しなやかな強さ、強かな優しさ、加えてユーモラスなあたたかさ。
力まずに、それでいて自分らしくあろうとする、スタンスの力加減が僕にはちょうどよく、心地よいのかも。

いつも癒され励まされている。

自信とは

自信とは
漲るもの、漲らせるものではないのかも。

これできます!という状態そのものや、そうなろうとすること
ではなくて


(「そこまで」)頑張らなくてもいいんじゃないか、
と思える
みたいなことかもしれない。


/吉本ばなな『「違うこと」をしないこと』を読んで

帰り道

推し友との飲み会というのに頻繁に参加していた榊。

それも、前にも書いたかもしれないけれど
だいたいが夕方から始まり、終電間際までいたりする。

最初の一回は、僕、拗ねて迎えに行かなかった。
仕事じゃないし。

前に榊に
個人で引き受けた案件絡みの挨拶飲み会で、なかなか帰らせてもらえなかった時、
心配しすぎたせいではあるけれど
拗ねられたから。

じゃぁ、自分だって切り上げてくださいよ、という気持ちだった。
ましてやプライベートでしょ?気兼ねなんてないじゃん、と。



でも結局は惚れた弱みというか
帰ってこなければ心配だし、夜道1人で歩かせるのも可哀想だし。
終電までには帰ってくる=それまでゴロゴロしたりウトウトしたりしてれば、あっという間。
第一心配で早々眠れないのだから、もういいや、と。


それでここ最近は迎えに行っている。


それを感謝してくれた。
「お迎えって嬉しいね、」と言ってくれた。

そうですよ。
昔ほどじゃないけど、あなたも僕の仕事帰り、いまだに迎えに来てくれるじゃない。

有難いし、嬉しいんです。
帰り道に花が咲く。


それで許すよ。
僕は榊に甘いから。

ごめん、そしてありがとう

朝起きられなかった、ごめん

お弁当つくってやれなかった、ごめん
明日は?なにがいい?

久々に榊から聞いたフレーズ。



榊が推し活に傾いてからは
お弁当は自分で作っていた。
榊が作ってくれないから。
なんなら、言ってしまえば、夕飯も手抜きだった。


料理が楽しみであり
節約もしたいから、とお弁当作りも、
榊がやってくれていた。
それが年、10何年単位で、習慣というか甘えになっていたのも事実。


朝起きてくれない
朝のゴミ集めや洗濯、家の細々としたことも盛大にサボるようになって
最初は戸惑いと苛立ちしかなかった。

しかし、僕だってそもそも立派にやれていなかったわけで。
それはぐずってるだけだと反省して。


甘えず、期待せず、自分でやろうと決めた。

夕飯も、時間的に帰ってから作るのは難しいから、
せめて献立を考えようとか、それもただ食べたいものを我儘放題に言うのではなく、なるべくは榊の負担にならないものとか、自分で作れそうなものを(自分で作ってると仮定)頼んだ。



幸い季節に恵まれているので
朝も起きられるし
起きた後の体調も安定している。
お弁当作りは、半分くらいは出先で少し買い足してしまっているけれど
なかなか続いている方だと思う。


今日は、帰るよの電話をしたら、
夕飯も作ってくれているという話だ。

最近作ってあげられてなかったからさ、と少し申し訳なさそうな声音。

嬉しいような、申し訳ないような。
自分が恥ずかしいような、嬉しさで気恥ずかしいような。

これが、有難い、ってことなのかな。



榊、少しずつ推し活から卒業しはじてめている

考えること

人間は何もしていなくても考え事をしている。

考えごとしたら?
自分のこと
相方のこと

親にもあったから、少し、気もつかった気がする。


キャパシティ超える。超えた。


熱を出した。39℃。
落ち着くまで2日、本調子といえるまで3日かかった。

これは年に何度か出る、原因不明(物理的or/and心理的疲労)の高熱。


病み上がり、役所に行くことがあって自転車で向かったのだが
どのルートで行くか考えようとするだけで頭痛がした。

何気ないことでも
体や心にとってタスクはタスク。負荷なんだな、と思い知らされた。
半休前提だったので慌てず行くことにして、待合中も、読書も控えて、呆けていた。
(朝イチにいったのでさほど待たずにも済んだし)


病後は
後から気づいたけど
薬によるものだろう下痢や頭痛に苦しめられた(ている)。

解熱剤がなくて、
解熱鎮痛剤飲んだせいかもしれない。
しかも下がらないから、最低限の間隔だけあけて、ガンガン飲んでたし
(そうでもしないと、解熱まで、この倍くらいの時間と労力、体力を要する)

とりあえず、カロナール買っておこう
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