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エライ人には解らない事

避難準備区域が解除されて、都路行政局の人達は大忙しみたいです。

普通の方達より一足早く地元に入って業務を再開しており、一軒一軒の家をガイガーカウンターで計測したり避難していた方などの相談にのったりしています。計測は除染や作業の目安にして貰う為だそうです。

避難準備区域は解除されても、警戒区域は解除されません。
でも、言ってみればそれは同じ町で、隣どおしの家が片方は家で暮らせて、片方は家にも入れないのと同じ状況。

住民感情も複雑ですから、厳重なモニタリングをして、問題が少ないようであれば除染などの対策を講じて警戒区域の縮小を国に要望していくとのことでした。
学校の表土除去は進んでいますが、地震における被害はほぼそのまま。
学校や施設内の掃除は職員や先生方がけっこうやっていますが、建物の大きな被害は手が付けられないと言うのが実情なので、ある程度の環境づくりの完了は24年3月と言うのはまあ妥当かと思います。

国は排除を指示すればいいだけでしょうけど、地元はそうもいきません。

元々都路は農業と畜産で有名でした。
都路牛はちょっとしたブランドにもなっていた程で
す。

それが今回大ダメージを受けました。

除染にインフラ整備、生活ラインの修復、やることは山積みです。

加えて今、避難している人達の生活も守らなければなりません。

その為の予算もまだ不透明です。

田村市が公開している計画書には
「国に要望していきます」
と言う文字がいくつも出てきますが、どこまで答えてくれるかは正直怪しい所。
それでも、
地元に戻れるなら戻りたいと言う声が圧倒的多数ですし、もう中には仮設を出て家に戻って住んでいる人もいます。

どんなに不便でも、生まれ育った土地が故郷、

取り囲む人を含めて帰りたい場所。

子供達の将来の為に福島を離れた人だって、帰ること、残ることを決断した人だってその気持ちは同じ。


偉い人はその辺が解らんのです。
ホントに。

とりあえず偉くない私達は彼等を応援しながら日々の仕事を頑張るしかないのですが。
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