お嬢様設定好きです(*´∀`*)
レイヴンはアトマイス家の設定で、末っ子。
そして教師。
ヒロインミシェルも末っ子。
愛人の子。17歳。現役女子○生笑。
姉と兄がおる。
そんなわけで政略結婚です。
まぁレイヴンは教師だけど。
「親戚関係になればいいってもんじゃないと思うけどねぇ?」
「…。」
何も言えないミシェルちゃん。
そんで形だけの結婚式を行って、いきなり同居することに。まぁ夫婦になったわけなので。
で、ミシェル的には夫婦の営みなんやかんやは覚悟してきたつもりで、絶望的な気分になりながらも受け入れようとする。
レイヴンはレイヴンでそんなつもりはなく、あからさまに負のオーラまとってるミシェルを元気づける?なんか違う(´∀`;)
「あの、さ。そんな気張らなくても何もしないから安心して?」
「す、すみません…」
「君はまだ若いし、俺みたいなのより断然いい男見つかるって!その、そーゆーことは好きな人とするもんでしょ?」
「…。」
「駆け落ちしようと思うくらい好きな人が出来たら言ってよ。何か理由つけてどうにかするから」
そして結婚指輪に誓うのです。
ミシェルに手は出さないと!
お互いのことはあまり干渉せず、ミシェルは家事を行う。
ミシェルは結婚なんて嫌だったし、今すぐにでも逃げ出したいくらいだけど、帰ったら帰ったで継母に罵声を浴びせられてまたすぐ追い出されるのがわかってるから、帰る場所がないのです。
お父さんはお父さんで継母ってか妻のことも、ミシェルのこともちゃんと愛してて、忍びない思いではあったけど、嫁に出す。
で、レイヴンに、ミシェルのことをすぐには無理だろうけどちゃんと愛してやってほしいって、頭下げる。
そんな経緯もあってレイヴンはミシェルの保護者として彼女を守ると誓うのであります。
あの、リアリティないのは自分でも重々しょうちのすけです。
でも夢ですから〜!切腹!(古
まだ続きます。
ミシェルは居場所がなくなるのは困るから家事とか黙々と頑張る。
お弁当とか作ってあげる。
「おっさん、弁当?珍しい」
「美味しそうです!愛妻弁当ですね」
「いや…まぁ、そうなるのか」
で、奥さん(ミシェル)の話になる。
特に何も話さないけど。
そんなある日、ミシェルが実家に呼ばれて迎えの車に乗っていると、窓の外にレイヴンの姿を見つける。
その隣には美人さん(ジュディ)。
もちろん勘違い。
ショックを受ける、というか自分は邪魔者だったんだって思っちゃう。
でもなんとか平静を装って何も知らないふりして過ごす。
しかしついに耐えきれなくなる。
「ただいま〜」
「あ、お帰りなさい。ご飯、できてます」
「おっ、いつも悪いわね〜…って何!何かあったの?!」
いきなり泣いてるミシェル。
「あ、あの…ごめんなさ…っ」
「何かあったの?俺に出来ることあったら言って?」
「ここにいて、ごめんなさい…」
泣き止まないので落ち着くまでそばにいてあげる。
「…落ち着いた?」
「あの、はい…ごめんなさい。私…レイヴンさんが…」
「うん?」
「レイヴンさんに、彼女がいるなんて…」
「え?」
「私、邪魔者だったんですね」
「ちょまっ!俺に彼女?誰?」
「え、…この間、駅前で女性と歩いてるの見ました」
「あ、あれか?同僚だよ。それ以外の関係はないって。」
「う、うそ…」
「本当に。…だから何も気にすることないって。その、家の事情もわかってるつもりだから、ミシェルちゃんは実家にいるより俺と暮らすほうが苦痛?」
「そんなことありません」
「だったらここが君の居場所だ。俺に遠慮なんかしないで?正直家事とかしてくれてすごい助かってるし」
お互い利用しあえばいいじゃない!ってことでひとまず落ち着く。
とりあえず和解?
休日にレイヴンが風邪をひいて、ミシェルが一日中看病してあげる。
寝ぼけたレイヴンに手を掴まれて、そのまま寝てしまわれて、なんだかドキドキしちゃうミシェル。
中学高校と女子校なので男性に免疫のないミシェルさんでした(・∀・)
で、次の日はミシェルさんが風邪ひいちゃう。
レイヴンは平謝り。
「ちょっと水変えてくるね」
って、キッチンに向かおうとすると引き止められて
「ひとりにしないで…」
って潤んだ目で言われて理性がぶっとびそうになるものの頑張って持ちこたえる。
レイヴンがんがる(・∀・)
久しく女性と触れ合っていないものだから。
今回の件で二人の距離がぐっと縮まっちゃったりなんかして。
二人の生活に違和感なんて感じなくなってきたゃうとか。
そのままだらだらとミシェルは大学に進学。小学校以来の共学。
レイヴンはレイヴンで今の生活に安心感すら覚えたりして。
これはいかんと。
「そ、その、気になる人とか出来た?」
「え…」「いや、聞いてみただけなんだけど…」
なんてことを聞かれたミシェルはすごくショックで、なんでショックなのか考えたら、レイヴンのことが好きって結論にたどり着く。
でもレイヴンから「好きな人いないの?」とかそれ関連の話が出る=自分に気がないってことだから…って考えてもっとヘコむ。
で、大学の最初の行事。
親睦会を兼ねた小旅行。
三泊四日くらい?
ミシェルが出発して、二日目で早くも音を上げるレイヴン。
「先生、元気ないね」
「おお、カロル君…先生は寂しくて死にそうです…」
「奥さんに逃げられたの?」
「違うから!単なる旅行だっつの!」
「…それ、本当に単なる?」
「本当なの!」
思わずその晩電話しちゃう。
『もしもし?』
「あ、俺だけど、…えっと、元気?」
『は、はい。あの、何かありました?』
「え、いや、何もないというかぁ…」
『え…』
「あ、あの、地元のお酒を何か適当に買ってほしいなぁ。とか」
パシるな!俺!
『あ、はい…でも、私、未成年だから…』
「だよね!ごめん!聞かなかったことにして!」
『えっと、なんとかしてみます!』
ミシェル?誰と話してんの?
男の声…
「あ、邪魔してごめん…またね」
『あ、えっと…すみません。失礼します』
落ち込むレイヴン。
イケナイ妄想しちゃう。
いいんだいいんだ!恋しろって推したのは自分だし!
とかね。
ミシェルはちゃんとお酒と、おつまみも買って帰ってくる。
先生に代理購入してもらう。
「未成年は酒だめだぞ」
「あ、あの、えっと…父に頼まれて…」
ということでなんとか買ってもらう。
父って言ってすごいヘコむミシェル。
でももうパシリは嫌だ!と思って女磨きをすることに。
で、なかなかのモテ女になる。
ある台風の日、ミシェルは文化祭の準備で夜遅くまで残る。
で、ミシェルに恋する男の子が詰め寄ったりなんかして。
ミシェルは結婚してることは周りに言ってないし、指輪もしてないからね。
で、男の子がミシェルのこと好きなのもみんな知ってるから、気を利かせて二人きりにしてあげたり。
でも二人きりは気まずいけど、友達に戻ってきてとかメールするのも気まずいというかメールしたけど何かしら理由つけて断られたり。
で、レイヴンに迎えに来てほしい!って思ったちょうどその時、レイヴンから着信。
「…レイヴンさん?」
『邪魔してごめん。雨だし、もう遅いし、よかったら車出そうか?』
「お、お願いします!」
『うん。すぐ行く』
「ありがとうございます」
即車出す。心なしかミシェルの声が震えてた気もしたから。
大学までは車で15分くらい。
ミシェルはレイヴンが来るまで平静を装いつつ、帰り支度を始める。
「誰?帰るの?」
「あの、か、家族が迎えにきてくれるの。片付けられるだけ片付けるね」
「あ、うん…」
そろそろかな…
着信。
「あ、もしもし」
『着いたからさ、降りてきてくれる?』
「はい」
「じゃあ、私はこれで」
「下まで送るよ」
「え、でも…」
「ね」
「あ、ありがとう…」
で、レイヴンの姿が見えるくらいのところで
「ここで大丈夫だから、またね」
「待って」
腕を強く掴まれてキスされる。
「!」
キレるレイヴン。
相手に殴りかかるつもりで車から降りて向かうより先に、駆け寄ってきたミシェルに泣きつかれる。
軽く抱きしめてあげる。
俺が怒ってどうするんだ。って、気持ちを抑えるレイヴン。
運転席と助手席での会話。
「…あいつじゃない誰かが好きなの?」
「…、はい…」
「!…その涙は誰かを想っての涙か…」「…でも、きっと一生報われません」
「一生って…」
「伝えられないんです。今の関係が、なくなるのがこわくて」
「俺も、わかるわ…」
こんなに近くにいるのにな…
「こんなに近くにいるのに…」
「え…」
「え、あ…私、声出してましたか?」
「…うん」
「…。」
「俺?」
「え?」
「近くにいるのは俺?」
「…は、はい」
「今、俺も同じこと考えてたから、思考が漏れてんのかと思って」
「同じことって…きゃあ!」
急ブレーキ
「な、なんですか?」
「…事故りそうだから落ち着くまで止まっとく」
「レイヴンさん…」
「落ち着きました?」
「はいなんとか…」
「レイヴンさん、私レイヴンさんのことす」
「うわーまてまてまって!事故率上がるから!」
「(´・ω・`)」
「俺に言わせてくれる?」
「はい」
深呼吸。
「…好きです。形だけじゃなくて、俺の奥さんになってほしい」
「はい…」泣
「え、泣くとこ?」
やっと思いが通じあえた的な?
「さ、さっきのこと思い出して…もっと早くお互いの気持ちが分かってたら…初めてのキスはレイヴンさんがよかったのに…」
「はじ、初めて?!」
「うぅ…」
怒りが込み上げてくるレイヴン。
「…あとでたくさんしてあげる。それと…」
「他の初めては俺が貰う」
「!」
下ネタやめろ(´∀`;)
車を降りたあとは手をつないで自宅まで。
なんとなくリビングのソファに並んで座って、そこでも手ぇ繋ぐ。
「あ」
「どうした?」
「ちょっと待っててください」
そう言って自室に入るミシェル。
すぐに戻ってくる。
「これ…」
「指輪…」
「レイヴンさんにはめてほしいです」
「あ、うん」
ごめんミシェル…今思考が下ネタモードになってた。
君と違って俺は不純物の塊だよ…
心の中で謝罪。
「いつか、返さなくちゃいけないと思ってたから…すごく嬉しいです。私の、指輪…」
「ずっとしててね」
「はい!」
そんでちゅっちゅエンドです。
うわー。長い。いつも文字数残5000くらいで切るのに、今回は1200…ちなみに半角でね。
これもうPCからじゃないと修正面倒だな(´∀`;)
言うほど誤字脱字確認しないけどね。