お泊りBBQ当日は貸切なのと、部屋に余裕があるのでエステルとクローゼも参加。
アストレイ家、アガティ、エステルとクローゼとカイリ君たち。
クローゼとカイリ君たちは面識あるとよいよ。
当日、エステルとクローゼはアストレイ家に集合。
「「お邪魔しまーす」」
「いらっしゃい。もう少し待ってくれるかな…」
「久しぶりだな」
ミシェルさんもレーヴェさんちに。
「お邪魔します…あ」
「…あ、あんた!なんでここに…ヨシュアどーゆーこと!?」
「あ。えっと、お隣さんなんだ」
「本当に?」ジト目
文化祭の時は挨拶もしてなかったしね。
とりあえずヨシュアとの誤解も解いて、餌付けする()
少ししてアガティも来る。
みんな揃ったので、カイリくんちに行く。
バスの手配してくれてるカイリパパ。
通路にテーブルがあって座席が通路側向きのやつ。(?)
現地に到着したらさっそくBBQの準備。
炭の準備やら食器の準備やら、野菜切るやら何やら何やら。
「ミシェルさん」
「ふぇっ!いっ…」
「!す、すみませんっ」
野菜切ってるとこ話しかけられて指切っちゃう。
で、焦ったキリタニさんが包丁取り上げてミシェルの手を取って水道で洗ってあげる。
ミシェルの手を取って。
「!?」
「すみませんいきなり声掛けてしまって…ごめんなさい…」
「い、いえ…」
「血、止まったかな…」
「はい」
「一緒に来てください」
「えっ」
手をひかれてペンションの中に。
絆創膏貼りに。
その現場をアストレイの人達に見られる。
マリアを派遣するレンさん。
「す、すみませんわざわざ…」
「…」
「キリタニさん?」
「本当に、ごめんなさい…」
「そ、そんなに落ち込まないでください!全然たいしたことないですから…」
「責任取ります。結婚しましょう」
「そ、それ言いたいだけですよね!?///」
「バレたか…でも本当にごめんなさい」
「いえいえ」
そんなことより触られて不快感がない事の方が気になってしょうがない。
マリアがやってきて、事情話すと連行される。
たぶんマリアはミシェルが他の男の人といるのやだ派。
レーヴェのところに連れてくる。
「…えっと、マリア?」
「…」
マリア逃走!
「えっマリア?」
「ミシェル」
「は、はい」
「…大丈夫なのか?その、触られても…」
「えっと…はい」
「そうか…よかった、な」
「え…」
「運命の人、だろ」
「あ…」
全くもってその通りなんだけど、レーヴェに言われるとすごくモヤモヤするのは、自分がレーヴェのことを気にしてるから…?
レーヴェさんはレーヴェさんで、なんで俺じゃないのかなぁって。
準備も終わってBBQ食べ尽くして、ペンションについてる温泉に入って、それぞれ部屋で寛ぐ。
一応部屋の割り振りはあれど、あるお部屋はトランプやったり、男どもはお酒飲んだり。
ミシェルさん、外の空気を吸いにテラスへ。
星がきれいだー!
って思ってるとレーヴェさん登場。
「ミシェル」
「あれ、抜けてきたんですか?」
「あぁ。…少し飲み過ぎたかな」
「そういえば、顔が赤いですね。大丈夫ですか?」
「…あまり大丈夫ではないな…相当キてる」
「えっ…あの、お水持ってきます」
「いや、いい。ここにいて」
「は、はい…」
無言。
「綺麗だな…」
「はい、本当に…」
「…邪魔したかな」
「い、いえ!この星空独り占めするのは勿体無いですし、みんな呼んでこようかな…」
「もうみんな寝てるよ」
「えっ」
手ぶらだったから時間気にしてなかったけど、実はもう日付変わってる。
外出て3時間くらい経ってたりする。
「もう少し独り占めさせてくれ、ミシェルのこと」
「っ///や、やっぱりお水持ってきますねっ」
逃走。
きっと酔ってるから変なこと言ってるんだって。
台所に行くとグラス洗ってるキリタニ氏に出会う。
「ミシェルさん、まだ起きてらしたんですね」
「あ、はい…あれ、アガット君は…」
「潰れちゃいました」笑
「えぇ!そんなに飲んだんですか?」
「そのようですね。…ミシェルさんは、レオンさんといたんですか?」
「え」
何故バレたし。
「今、アガット先生のことしか聞かなかったので、知ってるのかなって」
「あ…はい、テラスにいたら、レオンさんもいらして…酔ってるみたいなのでお水を…」ジャー
「…ミシェルさん」
「へ?」
「行かないでください」
キスしてミシェルのこと軽く抱きしめる。
「!」
「他の男の人のところに行かないでほしい…ダメですか?」
「っ…あの、私、ごめんなさいっ」
逃走再び。
恐る恐るテラスに戻ってみるけどいなくなってる。
実はキスしてたの見られてた。
部屋に戻るけど誰もいない。
誰もいないってゆーか、マリアと同室なんだけど、まぁ他の誰かと寝てるんだろうけど。
この時間に一部屋一部屋開けていくのもなぁと思って、一人寂しく寝ることにする。
朝、少し早めに起きて温泉に入らせてもらうミシェルさん。
今日もう帰るけど、楽しかったなって思う。
キリタニ氏に触れても大丈夫だった。実際、嬉しくなかったわけじゃないけど、なんで、なんで
「レオンさん…」
「へっ」ばしゃ
「!?」
男風呂と女風呂、区切られてるだけで壁越しに会話できたりする。
上が開いてるから。
「あ、あ、わわっ私、もう上がります!///」
「お、おう…」
朝ごはん、みんなで食べるけど気まずい人が何人か。
マリアに心配されるミシェルさん。
また心配かけちゃったなぁって思うけど。
午前中は外で遊んだりして、帰ることに。
キリタニ氏とちゃんと話せないままだったので、後日会って話すことに。
「すみません、お時間作っていただいて…」
「いえ、ミシェルさんからのお誘いは初めてなので、嬉しいですよ」
「…」
「…あんまり楽しいお話ではなさそうですけどね」
「あ、あの、私、やっぱりキリタニさんとはお付き合いできません…ごめんなさい」
結婚しなくても、一緒に暮らすだけでも、好きにならなくても、利用してくれていい。くらいまで言われてたけど、やっぱりそんなこと出来ない。
だからもう二人で会うことは出来ないと伝える。
「…そうですか。はぁ」
「すみません、今までよくしていただいたのに…」
「いや、私が好きでしていたことなので」
「…」
「最後に一つ聞かせてほしいんですけど」
「は、はい」
「私のどこが不良物件だったのかなって」
「え…あの、正直言いますけど、超最優良物件ですよ!物件なんて、失礼ですけど…」
「そうですか…じゃあ、レオンさんにフラれたらまたアプローチさせていただきます」
「!!!」
「でもきっとそんな事にはならないんでしょうね…お似合いですよ」
「…////」
BBQの時に、ミシェルが若干自分に傾いてるのかなって思う事があったから、かなり強引に攻めてたキリタニ氏。
獅子の果敢には敵わない。
ちょっとクローゼ→キリタニ氏とか気になるけどクローゼって一人っ子だよなぁうーん…
デュナンがいるからいっか。
「でも、困った事があったら本当に声掛けてくださいね」
「は、はい…」
「隙があればすぐ落としにかかりますから」
「!!!」
コブラ並みの執着力よ。
ってゆーかアガットさんのこと書く余地がないな!
お友達ってことにしちゃおう!()
帰り道。
マリアのこと考えたらキリタニ氏と関係続けたほうが断然良かったんじゃないかなって思う。
レオンさんのことは、これはもう好きなんだろうけど、付き合うってゆーのは、できないし。
ってゆーかついこの前まで人を好きになる事はないって思ってたのになんなの!って思う。
「ミシェル!」
「!」
突然背後から腕を掴まれる。
少しの嫌悪感。
「悪い…。信号、赤だぞ」
「え…あ…」
「気をつけろ」
「はい…すみません…」
「…その、悪かった」
「え?」
「腕、掴んで…」
「そんなの、気にしてないです!ちょっとびっくりしただけで…」
「そうか…えっ」
泣き出しちゃうミシェル。
なんでレオンさんじゃないんだろうって。
街中なんだけど。
「ごめ、なさ…」
「やっぱり嫌だったよな、ごめん」
「…っ」ふるふる
「…歩けそうか?」
「…」こくこく
「じゃあ帰ろう」
いつまでも注目浴びてるわけにはいかないからね。
歩いてるうちに、だいぶ落ち着いてくるミシェルさん。
「れ、レオンさん…あの、急に泣いたりしてごめんなさい…」
「いや、俺が悪かった。申し訳ない」
「違うんです…」
「え?」
「…レオンさんのせいとかじゃないですから、気にしないでください」
「そうか…」
もう出会って1年経つなぁと思うとあっという間だったなって思う。
「もう1年経つな」
「え」
「二人が隣に越してきてから」
「あ、はい。私も今同じ事考えてました」
「そうか…あの頃は、こんな付き合うことになるとは思っていなかったが」
「そうですね、私も。…迷惑かけてばかりで申し訳なくなります…」
「迷惑だなんて…でももうすぐ終わるのかと思うと、寂しいな…」
「え…な、なんでですか」
「なんでって…恋人がいるんだから、誤解されるようなことは避けたほうがいいだろ」
「こ、恋人?え、レオンさん恋人が…そ、そりゃいますよね…」
なんで今まで考えつかなかったんだろう。
こんなイケメンに恋人がいないわけない。
「いや、恋人がいるのはお前だろ。…キリタニと…」
「へ?キリタニさん?」
「触れても大丈夫だし…泊りの時だって、その、、抱き合ってただろ…」
「あっ!あれは!その、気付いたらされちゃっただけで、ううう…思い出させないでください…///」
「…」
あかん。もう軽い女だと思われてる白目
「でも、もう二人で会ったりは出来ないって、伝えてきました…」
「…は?」
「気持ちには応えられないとお伝えしたんです」
「なんでまた…勿体なくないか?」
お前のことが好きだからだよー!!!!
なんて言えるわけないだろー!!!!
ばかやろー!!!!!
「…正直勿体ないことしました…何年後かにめちゃくちゃ後悔してるかもしれません…」
「なんだよそれ…」
「でも、このままキリタニさんに甘えてしまっても、後悔すると思って…」
「…」
「だから!まだまだご迷惑おかけすることもあるかと思いますが、よろしくお願いしますね?」
「…わかった」にこ←うれしい
「///」
この笑顔に弱いんだよなぁ。
普段わりと笑わないしな。
とりあえず誤解は解けたし、お互いやっと1からスタートな感じです。