スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

私は解らない

今回の大震災において、国の対応が悪いとか遅いとか、そんなことは最初から解り切っていたことです。
あまりにも大きかった津波の被害。
そして誰も想像だにしなかった原発の事故。
大熊町の人は、みんな念の為、数日の避難だと思って身の回りの品さえ持ってこなかった人が多かったことにさえ、当時の混乱がうかがい知れます。
交錯する情報、避難指示。
そして数日。
どんどん遠ざかっていく報道を横で見ながら私達はテレビやラジオを消すことができませんでした。
情報源はそれらの報道と新聞だけ。
大震災において福島原発から最も近い避難所にすら、
「国からの指示」
はほとんど届いていませんでしたから。
テレビ以外の情報もない中、震えるような恐怖と共に過ごした一週間。
あのころは今よりずっと放射能の恐怖が強調されていたように思います。

そう。行政の対応の遅さも、放射能の危険も地震発生直後から解っていた事。
なのにどうしてあの業者の人は汚染石を出荷できたのか。
私は本当に解りません。
汚染石によるコンクリート汚染は既に4ケタに迫る勢いだと言われています。
そして不思議なことに出荷した業者を責める声はほとんど聞かれません。
確かに国は悪いです。とんでもなく悪いです。
要望もほとんど聞いてくれていなかったこと、いまだに聞く気もなさそうなこと。
許せないし、許したくありませんが。
でも
「もっと早く調査して高線量だと分かっていれば、浪江の採石場は操業を止めていた。行政の対応は遅すぎる」
と謝罪より先に開き直る、汚染石を出荷した業者の社長の気持ちが私には解りません。

ほんの少し考えれば解ることではなかったのでしょうか。

これが、もし危険であったらと。
安全が解るまでもう少し待つべきだ。と。
なのにどうして?

すみません。
ちょっと冷静さを欠いているので、少し頭を冷やしてからまた書きます。
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2012年01月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
アーカイブ