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正しい情報の必要性

突然ですが私は武田氏が嫌いです。

でも、それは人間として嫌いなのであって、今回の放射能に関する一連の情報や意見においては共感できるところがあります。
特に正しいデータの公開の必要性やそれをしてくれない国や東電に対しての不誠実については悔しいけど心から同感します。
武田氏のブログで報道されていた4号機の騒ぎと降下セシウムの上昇。
ここ数日の新聞とか、テレビを割と見ていますが、まったく報道されていません。
正直「公開されているデータは信じる」私でさえ不安を感じるほどです。
異常な数値は毎日公開されている。けれど、それについてどうするかとかは全く述べられない。
何の為に毎日数値を図っているかと言えば、その数値によってもし何かあった時の異常をいち早く察知する為でしょう。
せっかく、と言ったら表現は悪いのですが調べて数値が異常と解ったのなら、それがどうしてそうなったかを調べて対処をするのが正しいことだと思います。
と、同時にそれをちゃんと知らせ、問題ないなら問題ない。
あるなら、どうすればいいかをちゃんと知らせるべきです。

今だから言う身内の恥みたいなものなのですが、最初に放射能の測定を始めた頃、敷地内に他の地点より高い数値が出ていた場所がありました。
それを報告した後、最初に言われたのが
「次の報告はそこじゃないところで調べてしなさい」
でした。
余所に比べて高い数値を公表したら不安を抱かせる。という理由からのようですが私は違うだろ、と思いました。
どうしてそこが高いかを考えて高くないようにするにはどうしたらいいか対処する。
それが先ではないかと思ったのです。
後にそこは埃などによって一種のホットスポットになっていたと解り、徹底的な掃除をすることで他所と同じレベルになりました。
でも、せっかくのデータをただ計るだけではなく、ちゃんと活用したいと思う気持ち、なのにその体制ができていない上への不信は、実は今も少なからず残っています。


私達福島県民は多分、皆、もうある程度放射能と付き合っていく覚悟はできています。
でも、その為にはちゃんとした情報が必要です。
例えばセシウムが最近多めだとしたら
「本日のセシウム情報!」とかちゃんと報道して欲しい。
そうすれば、マスクとかで気を付けることが出来ます。
どんなデータも隠すのではなく、ちゃんと知らせる。
そして活用する。

その体制ができれば私達はより安心して福島で生きて行けるのではないかと思うのです。
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