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今とこれからの不安

私達の職場では何種類もの方法で放射線の測定をしています。
その中で、ガラスバッジとは別に7月から身に着けているのが積算線量計。
ガラスバッジと違って積算でどのくらいの線量を受けたかを調べるモノです。
子供と同じ行動をする職員が身につけ、家に持ち帰らず職場においていく。
その形式で計測し続けた今の数値は0.5ミリシーベルトという数値になっています。
正確にはもう少し上なので0.5強というところ。
約5カ月で0.5ということは、1年では1.2前後ということになるでしょうか。
一番濃かった3月を計算に入れていないことを考えて多めに見積もっても約2〜3前後。
内部被ばくを考えに入れて倍にして約5ミリシーベルトが田村市の積算線量の見積もりになります。
安全とは言えないまでもまあ、住めるレベルかもしれません。
ですが、田村市がこの数値ということから計算すると、現在、一時間当たりの数値が0.8〜1前後の飯館、伊達、福島などは約この5倍。
除染していない場所はヘタしたら10倍という地域もある可能性があります。
正直、とても心配になります。

放射能とある程度付き合っていく覚悟はできていても、やっぱり少ない方がいいに超したことはありません。
田村市が少なくて良かったと思う反面、それを素直に喜べない気持ちもやはり、あるのです。

福島の知人は田村市がうらやましいと言っていました。
田村市の数値はある程度保護者に話して安心してもらえる数値ですが、福島とかはかえって不安にしてしまうかもしれないとも。
でも、こちらに避難したらという話には、住み慣れた土地を離れたくない、とも言います。
無理もありません。
逆だったら、私達も絶対同じ気持ちです。

これ以上の事が起きなければこのまま住み続けるという日とは多いでしょうが、同時に、これからどうなるのかという先の見えない不安が当面消えることはなさそうです。
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