スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

復興を大義名分にしてはいけない

去年も、今年も「復興」や「絆」をテーマに大小さまざまなイベントが行われています。
小さなものは村祭りから、大きなものは復興祈願の大花火大会まで。
来週の土日に福島で行われるキッズ博は福島大学の人達が子供達の為にと頑張っているようです。
その志の殆どは尊いもので、皆、被災地の為に何かをしようと思って企画し、実行しようとしています。
ただ、「復興」をかざせば何をしてもいい、というのは少し違う気がします。
例えば昨年のちょうど今頃、京都の送り火に東北の薪を使う、使わないで揉めたことがありました。
あれは、ある人が津波で折れた松で送り火ができたら、亡くなった人の慰霊になるのでは、と思いついて正式な手順や伺いをせずに動いたという話です。結果、裏目になったのは有名な話ですが、復興、とか被災者の為、と思って何かをしようとしてもそれが求められていない事であれば、かえって迷惑になるということもあります。
また、そうでなくても復興を祈ってしたことが、結果として地域や人々の為にならなかった、ということもこれからいろいろ出てきそうに思います。
今でさえ、マッチングに合わなくて使用されない善意の寄付品などの問題もあります。
思ったほど人が集まらなかったイベントとか、参加者の集まらないキャンプとか。
基本が善意である為、それを指摘されても逆に
「せっかく、みんなの為にと思ってやってるのに」
と怒ったり、がっかりしてやる気をなくしてしまう事とかもあるでしょう。
震災から一年半。
こういう時であるからこそ、被災地の今を知り、被災地に今本当に必要とされていることはなにか考えて欲しいと思います。

…何が言いたいかというと私の尊敬する復興ブログの一つ。

アクアマリンふくしまの復興日記
その終了という話と、それにまつわる騒動のことです。
http://blogs.yahoo.co.jp/fukushimaaqua/9326268.html

できれば、事が正しく解決し、また楽しいアクアマリンふくしまの話を聞かせて頂けることを今は、切に願っています。
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2012年07月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
アーカイブ