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文句を言われない為に

ネットでいろいろ調べているうちにいくつか身近な食品についてセシウム検査をやってブログに上げていらっしゃる方のサイトを見つけました。
そのうちのお一つで、福島物産展で買った食品の検査を行って公表していました。
それによると桃ジュースが33ベクレル。
ブルーベリーが18ベクレル。
プラムが5ベクレル以下。
シイタケ、つるむらさき、会津さんの米は不検出であった、ということです。
私は凄くありがたいことであと思います。
福島のものでも十分安心なものはあると、公表してくれたのですから。

そのサイト様でも書かれ、私も何度も思っている事ですが、こういう検査を産地が開き直ってやって、全部公表した方がいいと思うのです。
「風評被害」というのは本来はそんなことはないのにデマを流されて被害を受けているという事。
しかし、実際福島は、本当に悔しい話ですが放射能の影響を少なからず受けています。
出荷しているもの中には多分桃ジュースレベルでのセシウムが検出されるものは多分、あるのではないでしょうか?

でも、福島の農林水産業に関わる人達はみんな必死です。
例えば桃の栽培農家の方達は、土を入れ替えたり、木を細かく調べて表皮をはいだり本当に涙ぐましい努力をしています。
桃は、残念ながらセシウムの移行係数が高いらしく、それだけの努力をしても一桁、二桁レベルの数値が出てしまうことは少なくありません。
(だから桃ジュースの33ベクレルは想定の範囲内)
でも昨年に比べて不検出、もしくは検出限界以下のものが今年は多いようです。
ハウス栽培野菜、菌生しいたけなどはなお数値が下がっています。
一時期豚から高セシウムが検出されたことがありましたが、それは厳密な調査の結果寝床に敷いていた稲わらが原因と解り、その点が改善されてからは不検出となっています。
国と東電は全てのJAにセシウム検査の機械を導入し、出荷の時に検出検査を添付して出荷する。
基準以上のモノを出荷するはずはないし、基準以上のモノができてしまったら、それは東電と国が買い取って賠償すればいい。
微量のセシウムが出たものも勇気をもってそれを告知し、その上で買う、買わないかを消費者に判断して貰うべきです。
武田氏のサイトですら食品は40ベクレル以下であるならある程度安心と言われています。
0でないと心配で買えないという人もいるでしょうけれど、問題ないと買って応援してくれる人もいるかもしれません。
そして0であるのに福島産だから買わないと言うのであれば、それこそが風評被害です。
堂々と文句を言えます。
でも、このままでは福島の農家は怪しいものを売っている。福島の物はみんな危険だと言われるばかりではないでしょうか?
現に不検出と出たしいたけでさえ
「福島産のものは信用できない」「逆産地偽装では?」
という人もいらっしゃいます。

ちゃんと検査しているから、むしろ他県産より安心と思って貰えるくらいでないと福島の被害は収まらないでしょう。
それに万が一にも福島を応援してくれる方達に危害が及ばないようにいろいろ事情はあるのでしょうが福島はちゃんと放射能とはっきりと向かい合うべきだと思います。

その為には東電と国がもっとちゃんと賠償に対する姿勢を明らかにして援助してくれる事が必要なのですけれどね。


明日は東京に行くので多分、ブログはお休みします。



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