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福島の子供達

今日は子供の日。
あちらこちらでこいのぼりが上がっているのを見ました。
この辺では初節句の時にはこいのぼりを送るのが習わし。
そのこいのぼりの数が多ければ多いほど家の力が大きいということでこぞって上げたものですが最近はそこまでおおいのは殆ど見なくなりました。
いいところ、5〜6匹くらい。
まるでめざしのように並んでいるのはそれでもほほえましかったです。
写真撮るのは忘れましたが。

その代り見かけた今日の福島民報の一面記事。
福島県の子供の数の減少に歯止めがかからないという記事でした。
子供の日にちなんだ統計調査。
福島の15歳以下の子供の数は25万6908人。
昨年より1万5494人減ったということでした。
平成22年は28万965人だったそうですから僅か2年で3万人以上減った計算になります。
住民票を移さずに移動した子供の数を含めるとさらに1万人くらい減るという話。
元々少子化と言われて子供達の数は毎年5000〜6000人は減ってましたがこれは間違いなく原発事故の影響でしょう。

私は子供を避難させる親の気持ちは解りますし、それを非難するつもりはありません。
福島の子供達はもうほとんどがマスクをしていませんし、外で普通に遊んでいます。
それが5年後、10年後のガンの増加につながる危険行為だと言われれば完全否定もできないのですがあえて福島から出ないという人もいるのです。
「例えば東京に逃げて子供ががガンになっても被ばくが原因であるとは認めて貰えない。
でも、福島だったら定期的な検査もしてもらえるし、何かあった時の対応も早くして貰える。
かえって福島にいた方が安心だと思う。だから、福島で私は子供を産むし、育てる」
という話をした人がいたと以前聞きました。
そう言う考え方もあるわけです。

今、郡山や福島には室内で子供達を遊ばせられる施設がいくつも建設されています。
新しくガラスバッジで被ばく量を検査する調査も始まっています。

福島の子供達の未来は大人が守って行かなければならない。
それは当然の話。
でもどの方法が一番正しいのか。

私にもまだ解りません。


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