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放射能汚染地域とは

少し前から群馬県某市議の方のツイッター発言が話題になっています。
市庁舎の前にあった献血車を見て
「放射能汚染地域に住む人の血って、ほしいですか?」

当然ながら大炎上していますが、ニュースによると
「桐生市は放射能汚染地域であり、間違ったことは書いていない。訂正する気はなく、恥じることもない」
とおっしゃっているそうです。
この方はがれき受け入れ絶対反対と過激な言動で有名な方のようですが…まさか、自分の町を放射能汚染地域と言うとは…信じられません。

さて、質問です。
この方の言う「放射能汚染地域」というのは一体どこからどこまでを指すのでしょうか?
大震災による福島原発事故後、多少でも数値が増えた場所を言うのでしょうか?
桐生市の環境放射能数値は0.04であるという記録があります。
これは平常時の数値とほぼ同じ値。
全県的に見れば当然これは低い数値で高いところでは0.1以上の所もあります。
0.04の桐生市が汚染地域であれば、群馬県全県どころか0.06の那覇市も0.05の愛知も汚染地域という事になるでしょう。
自分達を放射能汚染地域の人間だといい、献血もできないというのであれば、福島の人間は一体なんだというのでしょうか?
正直この方の考えを理解することはできません。

がれき受け入れ反対とか、そういう事に別に怒る気はありません。
福島のがれきはそもそも受け入れられていませんし。
ただ、こういう事件があるとセシウムさんの時と同じように、心の中で被災地や福島を「そういう目」で見ている人がいるのだという事を象徴しているようで、なんとなくやるせなくなります。

これだけ騒ぎになっているという事は、それを非難してくれる方がいる事なので、決してそういう人ばかりではないとも解っていますがやはり心の奥底に「そういうもの」がインプットされてしまっているのかもしれませんね。
払拭は容易いことではなさそうです。

ちなみに私はこの市議さんを忘れません。
絶対に。
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