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ある広告に思う事

これは、東京に行ったときに山手線の電車内広告で見た詩です。

ひとの心を傷つけて


喜ぶ心さびしき者に


聞く耳はなかろうから、


中傷された君に言う。


蠅たちの集まりでは、


蝶も「キモイ」と陰口をたたかれるだろう。


心ない者たちのうちにも


自分と同じ美しさを探しつつ、


君はひとり、


大人になればいい。


元は読売新聞でのコラムだったようで、コラムそのものはずっと前から話題になっていたものらしいですが、私が見たのは初めてで…言葉に詰まりました。

私は学生時代小学校から高校までずっといじめられっこでした。
今にして思えばいろいろと自分にも非があると思えますが、それでもやはり、いじめられた経験は苦いものでけっして忘れられないものです。
死を考えたことも少なからずありました。
支えてくれた家族と友がいなかったら、一人だったらきっとそれを実行していたかもしれません。
成人して私をいじめた人間と同じ職場になることがありましたが、そうでない人とは今も同じには思えません。
地獄のようななかで手を差し伸べてくれた友には遠く離れた今でも感謝しています。

他と違うことを認めない心は決して正しいことではない。
傷つけられても相手をすべて否定することなく、自分の意志を捨てることなく強くあれ、と傷つけられた痛みを知る人にこのコラムは語りかけてくれているのだと私は思います。


このコラムに賛否両論あることは知ってますし、自分達を蝶だと言い張るつもりはありません。
これを原発災害に置き換える危険性もよく解っています。


でも、私はこの文章を見て、いろいろ考えました。
励ましに近い力も貰いました。

大切に、いつまでも忘れずにいようと思います。
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