ここは原発最前線の町

世の中には神様が導いてくれた出会いってのが確かにあるのだと私は震災後よく思うようになりました。
普段滅多に見ないテレビで偶然ガイガーＦＵＫＵＳＩＭＡのことを知ったり、テレビで２４時間テレビのサイン会の事を知ったり。
そして、これも多分、私に神様が導いてくれた出会い。
知人の紹介で知った南相馬市の少女合唱団。
南相馬　ジュニアコーラス　アンサンブル。
MJC-Ensembleというグループです。
Ｆ１の開会式で国家斉唱を行い、ウィーン少年合唱団と史上初のコラボ合唱をしたということで何度かニュースにもなりましたが、震災で仲間同士が離れ離れになり、それでも歌いたいという思いで戻り、集まり、今被災地からの感謝と希望の歌を歌っています。
そのオリジナルソング「Pray」は現在、各動画サイトで公開されています。

「あきらめることをあきらめた」
というのは、その歌の一番最初の言葉。

諦めてしまえば、いろいろなことがきっと楽になる。
けれど、諦める事なんかできない。
私達には大切なことが、大切なものがたくさんあるのだから。

彼女達の澄んだ歌声と希望を歌う思いは、私達の心に勇気を与えてくれるように思います。

諦めないと力を入れるのではなく、あきらめることをあきらめた、と静かに笑う強さで、私達は前に進んでいくべきなのだと思います。

もし、まだ機会が無ければぜひ、ご視聴を。
お勧めという言葉で表せないくらいお勧めです。

http://mjcensemble.web.fc2.com/index.html