今日は臨床製剤学講座の実習がありまして、ゲル軟膏を作ったので載せてみました。

 ゾル・ゲルっていうのはコロイド溶液(って言っちゃいましたが『溶液』って付くのは分散媒、つまり砂糖水でいう水=溶媒が『液体』の時だけなんですが)の粘性の大きさによって区別されます。 粘性ってのは言ってしまえば『動き難さ』を指します。

 ゲルは粘性が大きい、つまりよりドロドロしてる固体性のコロイドで、ゾルはゲルより粘性が小さい液体性のコロイドを言います。
 ちなみに分散媒が液体で分散質が@気体なら『フォーム』、A液体なら『エマルション(乳濁液:ex.マヨネーズ,牛乳)』、B固体なら『サスペンション(懸濁液:ex.泥水)』とか言いますね。
 また、分散媒が水のものはヒドロゲルと言って、身近なものでは豆腐やゼリー、プリンやこんにゃくなんかもこれに分類されてます。後は……乾燥剤なんかでよく見かけるシリカゲルも勿論ゲルで、キセロゲルと言われます。



 えぇと……何を話そうとしてたか忘れましたが、まぁとにかく今日は硫黄含有ゲル軟膏を作りました。
 その名の通り、主成分となる硫黄には殺菌効果があり、今回の軟膏はにきびに適応されます。

 見た目は黄色っぽいし、何より硫黄臭いです。。。あまり付けたくない、なぁ……。





 明日の実習は凍結乾燥製剤みたいなんですが、明後日に薬作の試験が控えてるので多分講義は出来ないと思います……。



 需要があるかは定かじゃないけども、まぁ忘れた頃にでもやってみようか……。。。