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嫌いじゃない




 あぁ、空は青いし雲は白いし……季節的にはちょっと寒くなってきたけどこんだけ晴れてっと風が気持ちー。

 こんな天気がいい日は、やっぱ立入禁止の屋上でダチと昼飯を――。

『俺、お前のコト好きかも』

 屋上でダチ、かもしれないヤツと昼飯を……。

『なぁ、聞いてんのかよ?』
『……聞いてる。つか何回目よ、その台詞』

 今日だけで5回は聞いたぜ。ついでに言うと昨日も一昨日も……先週も、聞いた。それに対する俺の返事は、勿論いつも一緒だ。

『だから言ってんだろ、俺もお前のコト気に入ってるって』
『だぁからー、そーいうんじゃねぇって、何回も言ってンだろー?』

 そんなこと、わかってるさ。俺そんなボケてねぇし。けど解んねぇかな、遠回しに今までどーりでイキマショー、て言ってンの。俺のこと好きならそれくらい分かれっての。

『ムリ。俺はダチなんかじゃ満足できねぇの』

 どうやら俺の気持ちはしっかり届いてたみたいだ。そんなこと言われたって、俺にとってお前は、



――カシャン……


『……』
 俺の背にある金網がアイツの手が置かれることによって音を立てて軋んだ。

 次の瞬間。

 目の前にはアイツの顔。ヤキソバパンを食ってた筈の唇には、熱。

『……やっぱ、愛しちゃってるかも』
『……』

 悪怯れもなく……むしろ照れたような表情をするアイツに、俺が脱力して目を閉じれば、も一度感じた熱。

『スキあり』

 嬉しそーに笑うアイツ。

『……そーだな。俺、お前のこと』




 嫌いじゃない……かも、な。







―――――

 またまた突発的なSS。ユルいのが好きなんだよね。うん。けど何か意味不明な文章になっちゃった。。。

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