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season3 第3話(3)

苗代と赤羽がようやく現場に到着。苦戦を強いられていた弓使いの粂(くめ)はイラついていた。


「あんた達遅いっ!弓使いには不利すぎるわ…あのガキ相手には」
「粂さんごめん。ここからは選手交代ってことで、ちょっとあそこの扉を開けっ放しに欲しいんだけど」


苗代が粂に少し申し訳なさそうにお願いした。
「扉ぁ!?なんで」

「ターゲットを外に出す。被害を最小限にするにはそうするしかないから誘導手伝ってよ。
外には既に憐鶴(れんかく)さんが待機してるから」


特殊請負人の3人が遅れた理由がこれなのか――
あの気味の悪い、人間離れをしたガキを外に誘導するために動いていたとは。

憐鶴は既に戦闘スタイルとなっていた。黒衣に黒いベネチアンマスク、それにフードを被っている。
黒い仮面の左側には控えめに装飾がされている。手には対怪人用鉈・九十九(つくも)を持っていた。



ゼノク・本館では苗代・赤羽・粂が連携しながら明莉を外へと誘導する。
弓使いの粂はかなり不利だが、誘導に関しては向いていた。矢を放つ方向を外に向ければいい。

「お兄ちゃん達、強いんだね」
抑揚のない声だった。赤羽は明莉と戦っている。赤羽は肉弾戦に強いせいか、明莉と格闘していた。


小学生とは思えない。やっぱりこいつ、異常だ。

その隙に粂は示された扉を開放した。赤羽はチラ見するとじわじわ外へと追いやる。


「お前の目的はなんなんだ?答えろ」
赤羽、戦いながらも話せる余裕はある模様。明莉は答えた。

「ゼルフェノアをパパと一緒に乗っ取るのが目的だ」
「パパって誰なんだ!?」

「教えない」


明莉は無表情で赤羽にダメージを与える。苗代も明莉に挑むもあっさりやられてしまう。

ゼノク隊員の中でも戦闘力が高い、赤羽と苗代があっさりと負けるなんて。



気づいたら外に出ていた。


明莉は黒い仮面姿の女性を見るなり、ターゲットを変えた。
「黒い仮面のお姉ちゃん、遊ぼうよ」

憐鶴は鉈を構えた。
「いいですよ?あなた…いやあなた達の目的がわかった以上、排除せねばなりません。特殊請負人として」


憐鶴は九十九を発動させる。雷がバチバチと刀身に宿った。

「行きますか」
憐鶴は明莉にいきなり飛びかかる。振り向き様に九十九を明莉に斬りかかるが、明莉は素手で止める。

「お姉ちゃん、なかなかやるね」
明莉は初めて感情らしきものを出した。雷を纏った九十九を素手で止めるなんて、なんて奴…!


そこに突如現れたのは當麻だった。手をパンパンと叩き、明莉を止めた。

「明莉、遊びは終わりだよ。帰るぞ」


明莉はピタッと戦闘をやめた。

「パパ、もっと遊ばせてよ」
「また今度だ」


「あなた達は一体何者なんですか…」
憐鶴は當麻と明莉に問い正す。

「まだ言えないな」
2人は忽然と姿を消した。


「消えたぞ…」
苗代は「えぇ!?」というリアクション。

「長官に聞いてみる必要がありますね、これは」
憐鶴は冷静だった。この畝黒(うねぐろ)家について調べる必要がある。



ゼノク・司令室。西澤は蔦沼に聞いている。


「一体、何を話していたんですか?畝黒當麻と」
「あの男…ゼルフェノアを乗っ取るか、潰すつもりだ。話は平行線に終わったが、うちの技術を渡すわけにはいかない」

「畝黒コーポレーションって明らかに怪しい企業ですよ!?
當麻と明莉は人間じゃないのは明らかだ。あの女の子…あり得ない動きしていましたよ!?鍛えたとかいうレベルじゃない。次元が違いすぎる」



ゼルフェノア本部・司令室。鼎・御堂・彩音は宇崎にある隊員2人を紹介されていた。司令室には梓もいる。


「この2人は…?」

鼎は男性隊員達を見た。宇崎は説明した。


「この2人は新人隊員の吾妻(あがつま)と氷見(ひみ)だ。
訓練生だが戦力に必要だと判断し、急遽任務に参加して貰うことにしたから」

「吾妻信之です。よろしくお願いします」
「氷見翔一です」


「吾妻と氷見は経歴が経歴だから即戦闘可能なわけ。頼もしいぞ〜」
「なんで急に訓練生を?」

鼎は宇崎に聞いてみた。


「こっちも色々とあるんだ、即戦力が必要になったのよ。
ゼノクで長官と畝黒當麻が接触しているからね」


新人隊員2人は「では私達は訓練がありますので」と言いながら司令室を出た。



御堂は宇崎に聞いた。


「室長、どういう意図があるんだよ!?新人隊員をいきなり投入するって…」

「ちょっとね、急にきな臭くなってきたというか。長官と畝黒とのやり取り、PCで見ていたのよ。
どうやらゼルフェノアを潰すか、乗っ取るつもりらしい。阻止しないとな。鼎も因縁ある奴に狙われているんだろう?わかっていたさ」


「室長には見抜かれていたのか…」
鼎は呟いた。

「お前に因縁のあるやつが何してくるかわからないから、用心してるんだ。
拉致以上に、非情なことを仕掛けてくるかもしれない」
「イーディスは非情な奴だよ。あいつは…今でもそうしている」


鼎はイーディスが次に何を仕掛けてくるのか、内心怯えている。



畝黒コーポレーション・ネット配信専用部屋。


Dr.グレアはその部屋へとやってきた。

「イーディス、本当にやるのかい?彼女の公開処刑」
「だから今、セッティングしてるのよ。配信は明日の午後に行うわ。ゼルフェノアのモニター全てジャックしちゃうよ♪
あぁそうだ。なんなら市民向けにもモニタージャックしちゃう〜?街頭テレビジャックしたら人集まるでしょう?ふふふ…」


イーディスは動画配信では2次元キャラでやっている。Vチューバー的な感じだ。自分をデフォルメしてキャラクター化したアバターだが、名前はイーディスそのまま。

動画配信でのイーディスには一定数のファンがいる。投げ銭をする輩もいるくらいだ。
イーディスは不定期だが、人を不幸に陥れるような内容で暗部を暴いている。今回は鼎がターゲットとなったわけで。


「ゼルフェノアには裏がある。鼎に関しては正体を知りたがっている人間がいるから、私が暴いてやるわけよ。
…ま、この組織にはまだ表には出てないこともあるんだけどね」

「表に出てないこととは?」
「ゼノクの地下とか〜?ゼノクの存在を知らない人はまだいるでしょう。
ゼルフェノアの暗部はゼノクにあると言ってもいいわけね。だーけーど、今回は鼎に関してだけ公開しようと思うのよ。市民の反応が楽しみだわ♪」



翌日の午後、鼎と因縁がある女・イーディスの本性がさらに露になることとなる。



第4話へ。


今日も風強い

話題:おはようございます。
昨日の拍手10個ありがとうございます。今日も風が強いです。昨日の昼間は風の音がすごくて怖かった。


今朝のTIME,の列島中継で野生のイルカちゃんが見れたんで、ちょっとテンション上がるやつ〜。
陸奥湾にも野生のカマイルカちゃん達が来ているみたいだよ〜。脇野沢の遊覧船のイルカウォッチングのポスターをこないだむつに出かけた時に見ましたが、脇野沢からだと遭遇率が高いらしい。

野生のカマイルカちゃん…見てみたい〜。6月くらいまでは見れるみたいなんだが。


部屋にカマイルカちゃんのぬいさんがいるせいか、春になるといつも以上に可愛がってる気がする…。
仲間がテレビに出たよ〜的な意味で。新聞にも春になると野生のカマイルカの写真は掲載されます。春の風物詩的な意味で。



TOKYO MERのSPドラマの番宣と映画PRめっちゃやってるけど、このドラマ…人気高いのか?観てないからわからん。
しれっと出演者に工藤美桜もいたんだ。いつの間にか売れっ子になっていたカノン…。

仮面ライダーゴースト組で売れっ子になったの、アラン様(仮面ライダーネクロム)とカノンちゃんなのがなんか意外。
最近稲葉友を見る頻度が微妙に増えた気がするんだが…仮面ライダーマッハ、じわじわ来てる?


昨日のディアフレンズで戸次さんがゲストだったんですが、最初に「仮面ライダー俳優」って言ってたのお茶目だなぁ。
戸次さん、リバイスでがっつり変身していたもんな〜。仮面ライダーベイルからの仮面ライダーデスストリームですよ。

戸次さんは仮面ライダーリバイスでまともに知ったようなもん。映見さんもベテラン枠だった。さりげなくリバイス、敵も味方もベテラン俳優のメンツがすごいような。
敵の赤石は橋本じゅんだったし。橋本じゅん、サスペンスドラマでよく見る人じゃないかよ〜。


そういや仮面ライダーギーツのベテラン俳優枠って誰なんだ?出演者クレジットを見てるとチラミかニラムがトメになってることが多い。

ギーツって、これといってベテラン俳優枠が決まってない?ギーツはめちゃめちゃわかりにくい。
リバイスのベテラン俳優枠は戸次さんでしたが。


てっきりベテラン俳優枠が忍成修吾だと思い込んでた自分…。序盤で退場させられたんで、クレジット的にはゲームマスターがベテラン俳優枠なのか?ギーツ…。
ツムリはゲームナビゲーターだから違うもんな〜。毎回出てくるキャラですが。


キングオージャーのベテラン枠って、ラクレスとセバスチャンか?

ドンブラは異例のベテラン枠なし。喫茶店のマスターが五色田介人って…駒木根くん、ゼンカイジャーに続き2年連続スーパー戦隊に出てたの異例だろ。


ドンブラでは喫茶店のマスター役、ハマってたが喫茶どんぶらの謎設定はなんだったんだろ…。ないものはない喫茶店って、ツッコミが渋滞するのがドンブラだからな…。

喫茶どんぶらについてはナチュラルにスルーされてたけど(メンバーのたまり場になってた上に、最終的には脳人もナチュラルに利用してた)、あの店のバックヤードや地下は一体どうなってんだと。本編に関係ないからスルーされてたんだろうな…。



家の裏山でウグイスが鳴き始めました。春だなぁ。
鳥のさえずりに癒される。

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