スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

season3 第6話(2)

某都立高校――

その時間帯、高校は休み時間だった。
「暁、着信来てるぞ」
クラスメイトがツンツンと指差してる。晴斗は電話に出た。


「――あ、もしもし?えっ!?室長、今すぐ本部に来いって無茶ぶりにも程があるよ!?」
「晴斗、こっちは緊急事態なんだ。なんとか言い訳して今すぐ学校抜けてこい!お前の相棒のブレードは感づいてるみたいだぞ?
お前の高校はゼルフェノア隊員に関しては黙認している、公認高校なんだよ」

「はぁ?」
晴斗は窓の外を見た。そこには晴斗の相棒の対怪人用ブレード・恒暁(こうぎょう)が宙に浮いて今か今かと待っていた。


――恒暁!?恒暁が出てくるってよほどだぞ!
てか、うちの高校ゼルフェノア隊員に関しては黙認していたのかよ!


晴斗は電話を切ると、慌てて教室を出ようとする。

「荒井、テキトーに言い訳しといて。俺早退するから!緊急事態なんだよ」
「しゃーないな〜。いってらっしゃい。先生には言っておくから」


そう言うと晴斗は高校を出て自転車を飛ばす。恒暁は空を飛びながら先導していた。

「恒暁早いよっ!」


――早くしないと被害が拡大するんだ。急げ!


恒暁の声が晴斗の脳内に聞こえた。対怪人用装備のごく一部はブレード態でも主(あるじ)とは意思疎通が出来る。



ゼルフェノア本部・演習場。Dr.グレアの攻撃はエスカレートしていく。やはりあの右腕に装着したメカをなんとかしないと。

「君たちは本気出さないんですか?それにしても…なぜ隊長が出てこないのでしょう?御堂隊長と戦いたいのに」


霧人は隙を突き、背後から鎖鎌をぶん投げた。鎖はグレアの右腕にきつく絡まる。

「んなっ!?」
「お前のごたくはもう聞きたくない」


霧人、反撃開始。



晴斗は自転車を飛ばしに飛ばして本部に到着。恒暁は演習場へと向かっていた。

「演習場なの!?」

――演習場に厄介なやつがいる。早いとこ止めないと悲惨なことになるぞ!

「恒暁待ってって!」
――誰が待つか!!早く戦いたいんだよ、こっちはよっ!!


恒暁は少しイライラしてる。久々に戦えるからテンション高いのかな…?



演習場では突然飛んできた日本刀型ブレードの攻撃に、グレアは不意討ちを受けた。

「ぐあっ!」
グレアは痛そうだ。いきなり殴られたのだから。


晴斗はゼイゼイ言いながらも演習場に到着。

「晴斗!こいつを止めてくれ!!」
霧人はギリギリ攻めてはいるが、キツそう。
「こいつって…」
「敵だよ敵。Dr.グレアとかいう科学者だよ」


「ガキ1人が加わったところで変わるかな?」
グレアはまだ余裕を見せる。宇崎は晴斗に通信した。

「晴斗、その科学者は人間だ!だから気絶させる程度にしておけよ。後で警察に引き渡すからな」
「了解!」

「晴斗、そいつの右腕に装着しているメカを壊せ。そのメカからビームやら何やら出ていてなかなか攻撃出来ないんだよっ!」
霧人は鎖鎌を用意しといて良かったと思ったが、グレアの猛攻は止まらない。


「チンケな鎖で私を止められるとでも?」
「霧人さん!!」

霧人はグレアから強烈なパンチを受けた。晴斗は恒暁を手に取ると、発動させた。
メカを壊せばいいんだよな…。気絶させる程度って、どれくらいなんだよ…。


とにかく晴斗は霧人をギリギリ次の攻撃から回避させた。
「霧人さん達早く離れて!!」
「お、おう…」


晴斗は一気にグレアの右腕のメカを破壊。小さな爆発音がした。
グレアはメカを破壊され、へたりこむ。負けた…と。


そこに副隊長の仁科がジリジリ迫る。いつの間にか警察も駆けつけていた。

「Dr.グレア、いや常岡桂一郎。お前と組んでる連中について吐いてもらおうか。西園寺さん、お願いします」

そこにはゼルフェノアではお馴染みの西園寺もいた。
西園寺は知らないうちに警部に昇格。


Dr.グレアこと、常岡桂一郎による本部襲撃は晴斗の乱入で失敗に終わった。

常岡は警察に連行されるオチで。この世界では人間による怪人の開発・生産は罪になる。
これが発端となり、警察も畝黒(うねぐろ)コーポレーションもとい畝黒家に目をつけた。



「イーディス、グレア捕まっちゃったね〜。君はどうするのかな」
「まだ早いわ。鼎と直接対決しないと意味がないのよ…私は」

「失敗したら消すからな。警察に捕まる方がマシか…まぁ考えるんだね。俺は計画進めるから」



八尾はなんとか3日間、鼎になりきる影武者を演じきった。宇崎が労う。


「八尾、お疲れ様。乱入者のおかげでマスコミはぱたりと来なくなったな。
だから本部に張りつくなってんだよ。週刊誌どもがよ…。警察も動いてるし、解析班は躍起になってる。
…そうだ。八尾にその鼎の制服一式と同じものをあげるよ。今後も影武者任務があるという意味でね」


今後も影武者任務あるの!?


「お前の演じた鼎はパッと見わからなかった。俺が仮面の内側に仕込んだボイスチェンジャーのおかげもあるんだろうけど」
「あ…あの…司令補佐はまだ……復帰出来ませんよね…」
八尾はおどおどしている。


「鼎はまだ人目が怖くてね…外出するのも難しいんだ。あれだけバッシング受けてたら精神的におかしくなるだろうと。
仲のいい彩音と梓とは少しずつ会話出来てるからゆっくりだけど、彼女は回復はしてきてるよ。
でもまだパニックがひどくて、外出するのが難しくなっちゃったのがな…。元凶が元凶だから鼎はかなり傷ついている」


「なんだか聞いてはいけないことを聞いてしまった感が…あるのですが」

「大丈夫だって。八尾も心配性か?
鼎には馴染みの仲間がいるし、外出が難しい今は親友と幼なじみに守られてる。梓は鼎の幼なじみなんだよ。お前にだけ、教えておくね。他の新人隊員は知らない情報だよ」


あの眼鏡のお姉さん、司令補佐の幼なじみだったの!?
だからやけに馴れ馴れしかったんだ。



静岡県某所・畝黒コーポレーション。そこに潜入している隊員がひとり。

彼の名は高槻。高槻はビルメンテナンスの清掃員になりすましている。
高槻は長官専属の諜報員だった。彼は過去にも異空間でスパイ活動をしていた実績がある。


畝黒コーポレーション内部は至って普通。だがこれは表の顔なんだろう。
この企業の従業員は元締めが異形だということを知らずにいる。従業員達は決して悪くはない。

地下研究所があると聞いたが…どこにあるんだ?
ビル内部は意外と複雑で把握しにくい。地下があるのは確かだが、地下研究所は地下何階なのだろうか。


高槻にメールが入った。
『地下研究所、見つかった?』
それは長官からのもの。

『まだ見つかりません。地下は何階にあるのか把握出来なくて』
『慎重に頼むよ』
『了解』

やり取りの後、メッセージは自動的に消去された。高槻は諜報員というだけあって、様々な職業になりすまし潜入調査をしている。



イーディスによる公開処刑から約1ヶ月後――


ほとぼりが冷めたこともあり、鼎は外出を試みるもまだ恐怖に怯えている。

「無理すんな。悠真にはまだ休養が必要だよ」
「梓…私だってずっと引きこもるわけにはいかない…」

「気持ちはわかるけど、あんたが相当無理してんのミエミエだぞ。無理してさらに精神壊れたらどうすんだ。本末転倒、意味ないだろうが…」

口は悪いがめちゃくちゃ心配している。


「彩音、どうかしたか?」
「イーディスの本名突き止めたって、室長からメール来てた」

「やっぱりビジネスネームだったんだな。あの女」
「解析班が洗い出したみたいだよ。警察みたいなことしてる…すごい。
イーディスの本名は『六道樒』というらしい」


「六道…そいつが復讐代行という名の闇サイトを運営してたのか」
「しかも人間と怪人が復讐対象の闇サイトだよ…!相当復讐に取り憑かれてるよ…」


「…イーディスは…そういうやつなんだ。あいつは人を不幸に陥れて嘲笑うやつだよ…」

鼎はまだ公開処刑の尾を引いてるため、もどかしい思いをしている。イーディスと直接接触するのは時間の問題なのはわかっている…。



第7話へ。


無題


話題:おはようございます。
昨日の拍手11個ありがとうございます。携帯…28日に止まるの確定した。まぁ止まるだろうなと思っていたんで。


今日深夜にTBS系金曜ドラマと日曜劇場の番組ナビやるんでキャストを見てみたら、日曜劇場ラストマンに奥智哉が出演すると知り…リバイスの光(仮面ライダーオーバーデモンズ)じゃんか!ってなってる…。

警察ドラマだから警官役…なんだろうか…。ちょっと気になるやん!
奥くんマジ?なんだかんだリバイス組が気になる今日この頃…。


金曜ドラマでは日向くんが出るし、金ドラはサバイバルヒューマンエンターテイメントな時点で面白そう。


春ドラマ、フジ系では前田くんが出てるんだっけ。一輝にい。
大ちゃんも冬ドラマに続き、春ドラマ出演とか嬉しいのだが。
日向くん金曜ドラマは脇役みたいだけど、どんな役なのか気になる…。

メインキャラよか気になるのはそっち。
ラストマン…1話だけ見てみようか迷うやつー。ライダー俳優が出てると食いつくやつなんで。オーバーデモンズ、どこで出てくるんだろ。


新金曜ドラマ、ライダー俳優2人出ている時点でやべー。朝ドラでブレイクした赤楚くんと共演な時点で。


ネクストブレイクライダー俳優、個人的に日向亘くんを推す。仮面ライダーライブもエビルも好きですよ〜。
リバイスの時点で演じわけ上手かったし(大二とカゲロウ)、中盤の赤石との家族ごっこからの→五十嵐家に戻るあそこらへん…めちゃめちゃ大二って複雑な役なのにな。

日曜劇場Get Ready!で主要人物のひとりを演じてたから、ちょっとは話題になったのかが非常に気になる…。
ゲトレでさらに日向くんは演技上手くなっていたもんな…。ハッカー役という重要な役ってのがハマっていたんだろうか…。



Dr.チョコレートの詳細さらに出たけど、おもいっくそ闇医者エンターテイメントじゃねぇか!とりあえず1話だけは見てみるよ。秋元康脚本な時点で切る可能性大だがな。
あと闇医者エンターテイメントってことで、ゲトレと比較するな…たぶん。ゲトレにハマっていただけに、そりゃ比較するわ。


主人公(10歳の天才外科医)と代理人(坂口健太郎演じる義手の謎の医者)って時点であり得なさ全開だけども、設定だけならDr.チョコレートは斜め上行ってる…。
闇医者チームの名前が「チョコレート・カンパニー」って、製菓会社かっ!

ゲトレもあり得ない設定出てたけど、堤幸彦のカッコいい演出のせいか手術シーンはあんま違和感なかったんだよな…。ゲトレも未知なる機器が手術シーンでしれっと出ていたが。


Dr.チョコレートに警察が出てくるのか、非常に気になる。
闇医者ものなんでしょ?あらすじ見たら主人公と代理人は2年前のある事件を追いながら闇医療してるって…。なんか警察出てきそうな流れ。

ミステリー要素もある臭い?主人公の両親が殺されて、代理人の右腕を失った事件を追いながら闇医療すんの?ミステリーなの医療ものなのどっちなの?

秋元脚本だからどうも拒否反応が…。
秋元原作・脚本で初めてぞわっとしたのはあずきちゃんだった。リアタイで子供の頃になかよし読んでたけど、ちょっと引いたのは覚えてる。


今思えばあずきちゃんの設定、あれどうなんだ。あれは漫画だしアニメ化したけど、あずきって二股してなかったっけ?
それを見てドン引きしたっけ。二股する主人公って…最低だな。


秋元康脚本のドラマはだいたい個人的にハズレだから見ないのだが、Dr.チョコレートはゲトレと比較してみたい謎の好奇心で見てみたい…的な?怖いもの見たさで。
Dr.チョコレートはキャストにいまいち魅力を感じない。個人的に。

坂口健太郎に興味ないせいだと思う。脇役やゲスト俳優にも左右されそう。
予告を見た感じ、基本的に1話完結臭いな…。


前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2023年04月 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
アーカイブ