雪の国で痩せた土地から英雄が竜の元へ来ることは予想していた。

高い霊峰が聳える島国の小さな街に住む竜。その竜を語るなら竜の呼ぶ名を「虹の賢者」と呼ぼう。


「虹の賢者」は、神の力を持った竜が暮らす大陸に長いこと暮らしていた。

そうして竜が人間に「竜の血」を飲ませて駒になるのも見送った。


中には、未だに人間に「竜の血」を飲ませず大陸を去って雲隠れする竜も見送った。

その竜は、戦争を反対する幾多の人間を守護して大陸から姿を消した。

戦争が嫌いな人間は、護ってくれる竜を慕って家畜を引いて竜とともに雲隠れをした。


その竜は、聡明であった。竜は、未来を見通す力を持っていた。 

未来を見通せるなら不利になる戦局をひっくり返せるような戦術を使えるのでは、ないかと言ったことがあった。

しかしその竜は、横で振り払った。

「未来を見通す力は、あっても。正確にいつ。どこから起こることをあてることができない。自分から流れを作ったから[なるのか。]それとも大勢が流れを作ったから[なるのか]予測をつけられない」


そう言いつつもその竜は、人間の形に変身してなにかを掘ったり。書いたりしていた。

「何を作っているんだ?」

「歌だよ。」

歌と言うのは、人間が声に出してやることは、知っている。その歌をなぜ竜が作っているのか訪ねた。

「ただの歌では、ない。人間が竜に困ったときに助けてもらえるような呪文。」

それだけ言ってその竜。じゃなくて人間に変身した竜がまた作業を再開した。


「長いことばもだめだ。記憶できない。」とか。
 
「立っている場面ならどうだ。立っている場面の付属品なら覚えられるじゃないか」とか。

「ラストの締めは、どうだ。違う」とか。

「未来で見たものを歌に書いてみよう」と

よくぼやくのが聞こえた。


歌が満足に完成したことに小躍りした竜は、大勢の人に完成した「歌」を試して歌わしていた。

ただ「竜」は、一度も満足をしなかった。

虹の賢者は、横目で「歌」を創る竜を遠目で眺めていた。   


それから「歌」を創った竜は、大勢の人間と家畜を引き連れて雲隠れした。