エビアニキことリョウマ兄さんとディーアの話し。
ジョーカーの支援会話に白夜王国姉妹と弟王子とアクアのがあるのに長兄であるリョウマ兄貴と会話がないのは、何故?
二次創作の都合で色々捏造をしています。
では、始まります。
父に連れて行かれ弟の世話を任されたディーアは、城から外に出ずにカンナを抱き抱え散歩をしていた。外には、危険が多いことを学習したからだ。
カンナが小さな手で真珠が採れる泉に伸ばした。ディーアが泉に進むとさばっと泉の水が零れた。
「ディーアか。カンナの世話して偉いな。」
白褌をした母さんの兄リョウマが泉から出てきた。いつも紅い鎧を着てないリョウマ叔父さんを見るのは、珍しい。
カンナがきゃきゃと声をあげリョウマの手にある真珠に手を伸ばす。
「これが欲しいのかカンナ少し待って後であげよう」
リョウマがカンナの頭を撫でディーアの頭を撫でた。
ディーアは、うへと驚きの声を出した。頭を撫でるのは、母親父親だけだから。リョウマの手のひらは、大きくってひだまりのような暖かさがあった。
「ディーア少し俺の買い物に付き合ってくれ。」
「外に出っちゃ危ないじゃねぇ」
「大丈夫だ外に出ない。城のあっちで買い物するだけだ」
指先を向けるとリボンの飾りがある店を指した。アクセサリー屋に入るとグリムゾンが店番したいた。
「リョウマ今日は、甥っ子と買い物かぃ?」
「たまたま会ったんだ。グリムゾンほら真珠採ってきた。狐の仮面と頭巾をくれ」
「はいよ。欲しがってた狐の仮面だ。頭巾は、誰用だい?」
「ディーアこっちだ。頭巾被せてやる」
リョウマがディーアの頭から顎のしたに頭巾を被せた。
「グリムゾンのセンスは、相変わらずいいな。スパンコールの頭巾さえ被っておけば迷子になっても目印になる」
誇らしげにいう叔父にディーアは、むっとしつつ鏡を見た。グリムゾンお手製のスパンコールで飾りつけた頭巾は、桜のはなびであるピンクと三色団子がデコレーションされていた。デコレーションが大好きなグリムゾンのセンスが派手に光っていた。
リョウマが真珠を入れた小瓶をカンナに渡した。カンナは、小瓶揺すると真珠が動く口にいれて舐めて遊んでいた。
「どうだぃ。ディーア白夜風にアレンジした頭巾を気に入ってくれたかぃ。」
「あぁ。ありがとう。これは、ずっと被ってるぜ。」
「アハハ嬉しいことを言ってくれるね。」
グリムゾンがディーアに頬をずりをした。グリムゾンの飾りのリボンがディーアに当たる。少しリボンがくすぐったいものの豪快な彼女は、赤ん坊に自分の鎧を当てないようにしてくれている。
「叔父さん狐の仮面が欲しかったのか。」
「シノノメがグリムゾンが店番している狐の仮面が欲しいとねだってな。シノノメって言うのは、ディーアとカンナからすれば従兄弟にあたる俺の息子だ。」
「叔父さん子供が生まれたんだ。」
「こつこつ真珠集めてグリムゾンが店番している日に間に合ってほっとしてな。グリムゾンが店番していない狐の仮面がやだってごねなれて。グリムゾンのセンスは、城で評判でこうして迷子防止の洒落た頭巾も甥っ子に被せて満足している。」
「叔父さん俺は、八歳だ。」
少しむくれる甥っ子にリョウマは、笑う。
「明日俺は、シノノメに会いに行く。ディーアも行くか?」
「俺は、いいや。」
「そうか」
アクセサリー屋からマイルームに帰るディーアの頭巾を見た父と母の反応があった。
「おっ。帰ったかディーア……ってその頭巾は、なんだ派手じゃねぇか。」
「わぁ。ディーア似合ってるよ。かわいいー」
頭巾ごとディーアを抱き締める母。
「リョウマ叔父さんからもらったんだ。」
あの海老の堅物侍め。ジョーカーが内心カムイの兄に毒を吐きつつカムイがディーアから離れるのをまたあとに執事が主より派手だとディーアに執事の身だしなみのことで注意した。
リョウマ兄さんって難しい。口調もわからないし。堅物な包容力なエビアニキわかりづらい。甥っ子と買い物するお兄さんが書けて楽しい。