前置き。マークス兄さんがメインです。最初のプレイで白夜よりも暗夜の本体買えばよかったなと思えたのです。リョウマ兄さんよりもマークス兄さんが色っぽい天然なところが好き。
オロチが笑えたネタのお話を始めます。
とある秘境で両国の第一王子と護衛でオロチが歩いていた。
「サイラスいるか」
「リョウマ様遠いところからよくきましたね。」
「リョウマ兄様いっらしゃい。」
サクラが赤ん坊を抱き抱えて出迎えた。
「ゾフィーと言うのです。リョウマ兄様抱いてみてください。」
サイラスに似た癖毛の赤ちゃんをリョウマが抱き抱えた。ゾフィーは、すぅーすぅーと寝息をたてた。
「サクラそろそろ昼寝をしないか。ゾフィーは、俺が見るから」
サクラが寝室に入った。ゾフィーは、目をさましリョウマにあーあーとてを伸ばす。
「ふむふむ。たまのようなおなごじゃ。」
「マークス様もゾフィーを抱いてみますか」
リョウマがゾフィーをマークスにさしだす。ぺちぺちと鎧を叩くゾフィー。
「コラコラかたいぞ。」
困ったように笑う自国の王子の顔は、優しい眼をしていた。
「マークス様。お願いがあります。」
「なんだ。」
「新しい馬を見せて欲しいのです。秘境にいる間ゾフィーの近くで一緒に育つ馬を譲り受けたいのです。」
「わかった近いうちに連れて行かせよう。ただし連れていっていいのは、生後の3ヶ月の馬だ。」
「ありがとうございます。」
サイラスの顔がぱあぁと明るくなった。
「マークス様わらわも馬をみてもよいか」
「構わんよ。白夜式の面白い文化を教えてくれ」
「任せるがよい。馬の代わりに乗れる物を見せようぞ。リョウマ様笑い話を探しにいってこようぞ」
「うむ。」
ゾフィーがぐずりだした。
「ゾフィーミルクだ。」
顔を背けた。
「眠いのやもしれんぞ。」
「そうかでは、子守唄でも歌おうか」
マークスが息を吸い込む。
「ねーむれ、ねーむれ!」
音程を外した大声な子守唄が家に響いた。サイラスは、耳がとがった。リョウマは、耳を塞いだ。
「びぇぇぇぇぇん」
ゾフィーが眠るどころかマークスの子守唄よりも大声で泣き出した。
「むっ。何故だ。」
「マークス様ゾフィーを」
マークスの腕からゾフィーを抱き上げる。
「びぇぇぇぇぇん」
サイラスがあやすとゾフィーがくずりながら眠った。
オロチが布団を出しに戻ってきた。
「マークス様そっちは……ククク。歌が苦手では、ないのか」
「あぁ。エリーゼが赤ん坊の頃子守唄を歌ってあげたら泣き出してな。カミラの子守唄でぐっすり眠っていた。」
サイラスは、寝息をたてるゾフィーにほっとしながら自国の第一王子マークスの欠点を知った今日頃ごろ。
オロチがマークスの笑える話1
マークス王子様は、歌が苦手。赤ん坊も起き出すほど音痴。カミラ王女様の方が歌が上手い。