続きです。
作者は本家の会話の内容が書けないので書きません。
代わりにクロム兄妹とフレデリクと会話をするのはシノノメと双子のカンナとします。
カムイが覚醒三人組と会話が済んでいます。
シノノメ達がクロムに話しかける内容となっています。
会話をしながらキャラの視点がいれかわることがあります。書けるように頑張ります。
会話A
「外交に疎い俺でも白夜王国も暗夜王国くらい知っている。その二つの王国は神話の世界の話だろ。」
「へ?」
イリース聖王国第一王子クロムは白夜王国をそう認識している。
神話?白夜王国が?現にシノノメも。弟も妹も。両親も。白夜王国からイリース聖王国のある異界に来ている
「おーぃ。クロムさん」
「どうしたシノノメ?」
「クロムさんは白夜王国についてどこまで知っているだ。」
「お前たちの国のことだろう。それを現代に生きている俺から神話の王国について知りたいのか?」
「俺たちの国は色々忙しい。クロムさんは二つの王国がどんな終わりをしているのか知っているんじゃないか?」
クロムさんはしばらく考え込んでいた。
「終わりのことはどこにも書いていなかったぞ。」
「えっ?」
異界の聖王国イリーナにシノノメの故郷の結末について語られていない。
「神話の世界の王国がいくつかある。ただ白夜王国も暗夜王国にも争い合っていたことは書いてあるが、続きと終わりがどこにも語られていないだ。」
記録がないということだろうか?両親はイリース聖王国まで故郷のことをつたえられなかったのか?
あれ? シノノメは白夜王国を現在進行で生きている。かたやクロムは白夜王
国を遠い過去のとして認識している。でも記録が残っていない。
「シノノメ?」
「おぅ。」
「今は自分のルーツを知るよりも。手癖の悪い猿退治に集中してくれ。」
「分かったぜ。クロムさんは猿の集団に入るな。集団を離れた猿を狙ってくれ。」
「あぁ。」
区切り。