タクミにじゃれるキサラギの話です。フェリシア少し出る予定です。
僕の父上と母上は、一つ結い上げたポニーテールをしている。父上は、綺麗な髪を赤い飾りで結べば毛先にもうひとつ髪留めをする。動物の尻尾みたいに柔く暖かい髪をキサラギが大好き。母上は、メイドの職業柄一つ結ぶをしている。違う国の部族の娘で氷を出して器用に兎と色々な動物の形を作るのがうまい。
キサラギは、同何枚の羽根を紐で結んで結んで丁度いい長さになれば、もうひとつ同じ長さになるまで羽根を紐で結んだ。余った紐をヘアクリップで結ぶキサラギは、自分の後ろに留めた。羽根の上に父と同じ赤い色のリボンをむすんだ。鏡で見れば羽の飾りをしたキサラギが見えた。
「う〜ん。なんか違う」
「キサラギ何が違う」
「父上は、髪が長く伸びやすいだよね。」
「まぁね。切ってもすぐ伸びるから二時間は、セットしないと大変だ」
「父上の真似して一つ結ぶしてみたよー」
飾りの羽根をゆらしながらみせる。赤い飾りをつけた羽がキサラギの足に落ちた。
「キサラギ髪を長くなりたいのか」
「ううん。かくれんぼうしたり狩りをするとき邪魔になるからいい。ただ」
「ただ?」
「一つ結ぶが似合うのは、父上だけでいい。暖かいし。いい匂いがするから」
キサラギがタクミの肩に抱きついて髪を頬にすりよった。
「タクミ様キサラギそろそろご飯ですよー。あら」
フェリシアが襖から入ってタクミの髪にじゃれるキサラギを見て。
「キサラギは、本当に父上が大好きですね。」
フェリシアもタクミの髪を撫でた。フェリシア君も僕の頭を撫でて楽しいか。一つ結ぶの髪をキサラギが。頭の上をフェリシアに撫でられるタクミは、二人のきがすむまで髪を撫でられた。
タクミの髪は、柔らかいに決まっている。タクミが大好きなキサラギと国と身分違いなフェリシア固定の家族に囲まれて幸せになってもいい。