マークスが出る。残酷な表現が含まれています。貴族の娘の独自。


マークス様が国王陛下に即位してから半年。使用人は15人も消えた。それもこれも使用人がマークス様の妃に粗相したことにマークス様が怒って消したからだ。

マークス様の妃は白夜王国の第2王女カムイだ。妃のカムイは自分で歩くことも出来ないから車椅子に乗っている。声が出ないから話せない。

そんな病持ちの女をどうして妃にしたのか。妃候補として育った自身は病持ちの女を困らせてやろうと妃の使用人にワイロを渡した。

使用人は死霊の沼地にカムイを置いてくれたときは笑えた。カムイは声が出ないことを良いことに手を縛って車椅子で移動が出来ないようにもした。筆談に使う道具も壊した。

「自分は貴族ですもの。マークス様の臣下の家と繋がりがある家柄であるかぎりマークス様には処刑なんかされない。」

思い出す笑った。

「伝令。〇〇様」

「あら何?」

「マークス陛下がおよびです。玉座においでください。」