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マスコミ屋さんのホンネ

今日、ちょっと悲しい気持ちになるニュースを見ました。

Yahooのニュースだと思ってましたが産経新聞でした。他の県の一部の人や取材陣が福島の事をこう考えているんだな
と思ったニュースです。

「安全な取材だと思っていたのに」

「福島県を出る時には着衣を捨てる」

「0. 3マイクロシーベルトを超えたからマスク、手袋をして」

「報道陣は全員、放射線量計を首からぶら下げていた」

「緊張のため食欲もなくなり、なかなか寝付けなかった」

22日の頃の取材なので、今は少し違うかもしれませんが、それでもこんな言葉を
あっさりと書いてしまうあたりやっぱりマスコミ屋さん達の意識下ではすでに福島は
「放射能汚染域」なのだなと感じてちょっと悲しくなりました。



 福島はほぼ全域て通常より高い環境放射能数値が出ています。

 その中で0.3というのは十分に低い数値です。

 でも、この記事を書いた人は恐怖した。

 私達は日々、その中で生活していると言うのに。

最後はここで頑張ろうとしている福島人の魂で締められていましたが彼らには私達の葛藤や苦しみはきっと理解できないでしょう。
どんな気持ちで踏ん張っているのかも。

 放射能が心配いらないと本当に思っているのあれば、マスコミ関係者、著名人がどなたでもいい。
 福島に来て安全だ。と言って欲しいものです。たくさんの人が本当にどれくらい励まされるか解りません。



 遠い将来、福島県人はスクリーニング検査を受けないと電車にも乗れないとか、イベントに入れないなんてことにならないといいなあ、と思います。

 今は、まだ冗談ですけれど。

迫る恐怖と戦う人

私が震災始まってから苦手になったものの一つに、ネットのコメントがあります。
震災以降、私はなるべくテレビを見ず携帯のYahooのニュースで原発情報を確認していますが、その下にもれなくついてくるコメントは否定的なものが多いです

被災地は心配していたり国の対応に怒りを顕にしたりしているそれらはちら見するだけでおおよそ気が滅入ります。

現在、福島で環境放射能の値が一番高いのは飯館村です。
風向きの関係か距離的にはずっと近い我が町や、いわき市よりかなり高いです。先日国際機関の検査で避難レベルに達したと聞きますが国の判断は様子見
コメントでは避難ごうごうですが、多分村の人たちはホッしたと思います。

どんなに危険でも、やっぱり自分の故郷が一番で、そこで暮らしていたいと皆思うからです。
例え、避難所でたくさんの人が良くしてくれていても、親戚の家や実家に身を寄せていても思う場所は故郷。
帰りたいと願わずにはいられない場所なのです。
それに今、他県の野菜にもいろいろ放射能レベルの問題がかかっている今日、ホントに安心できる場所はどこにいけばあるのでしょうか?

個人的に言うなら屋内退避か避難指示を出した方がいいんじゃないかと思います。
でもきっと、今、彼らが求めているのは避難命令ではなく、支援の手です。

そして心です。
命令を出すにはちゃんと受け入れ先を用意して、少なくとも、彼らが安心して過ごせる場所を確保してから。

狭間の村。
放射能の恐怖に一番、不安なのはその村にいる人達です。
できるなら、報道やコメントの仕方を考えてあげて下さい。
かけるなら、どうか励ましと祈り、そして願いの言葉を。

どうかお願いします。
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