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春よ。来い

福島は朝からつめたいあめがふっていました。
田村市も気温はかなり低く、夕方には雨は雪に変わっています。
4月19日に雪。
外はもう真っ白です。
朝から降っていた雨のこともあり、道路は雪が消えていますが家々の屋根や木には白い雪。
やっと開きかけた田村の桜、もうじき満開になりそうだった三春の桜の上に雪が積もっているのです。
4月に雪が降るのは東北ではまあ、ないことではありません。
東北の南である福島でも5月くらいまでは雪が降ることがあります。
桜の上に積もることはあまりありませんけれど。
避難所の方々には確実に寒い夜を与える雪ですが、ひょっとしたら空気中の放射性物質を集めてくれる効果があるのでしょうか?

今日の飯館村の数値は劇的に下がっています。田村市をはじめとするところは微減の誤差内なのですが少し期待してしまいます。
とはいえ、この寒さは結構堪えます。
桜を始めとする花の開花も遅れてしまいそう。
皆さんにほめて頂いた福島の花はまだほんの欠片だけ。
機会があれば桜以外の花もお見せしたいです。

はやく春が戻ってきてくれないモノでしょうか?

私達が安
心して暮らせる、本当の春が。

綺麗な福島

今日福島は雨です。
雨の時は空気もけっこう冷たいです。纏まった雨が空気の放射性物質を洗い流してくれるという説と、雨がより土壌の汚染を拡大させると言う説といろいろありますが、結局のところ今の私達にできることはあまりないのには変わりなくなるべく、身の回りの掃除や洗濯をこまめにしながら被害の終息を待つしかないと言うのが現状でしょうか?

田村市の桜はまだつぼみが固いものが殆どですが、それでも少しずつ花がほころび始めてきました。
見ごろは来週末くらいでしょうか?
最近は花の話題ばかり書いているようですが、昨日も書いたように今もって多くの人の印象は福島=原発のような気がします。
放射性物質は目に見えないから仕方ないとは思いますが、福島を知らないとどうしてもそういう印象になってしまうのだと思います。
沢山の人が福島にあまり良くない事であるとはいえ、興味を持ってもらっているのであれば今、福島が美しいものだと解ってもらえれば恐怖や偏見は少し減るのかなと思って一番わかりやすく見える花に頼っています。

被害の状況などは見ても滅入るだけですしね。

というわけで、今日の花は先日の高柴の夫婦桜です。
ひょっとこ踊りの写真ではあまり木をはっきりと映せませんでしたが、普通の桜の木としだれ桜が寄り添いあう様に並んでいます。
種類の違う二つが寄り添ってというのがなんだかいいなあ、と思いました。

ちょっと憧れます。

いつの間にか1ヶ月

私がブログを始めたのは丁度福島原発が水素爆発を起こしたころでした。
気がついたら1ヶ月がもう過ぎてしまいましたね。

放射能汚染の恐怖に、国中がビクビクしていた時。
原発から40km以内に仕事場がある私もあと一つ、10km同心円が広がればこの街も避難域になると怯えていました。
自分は死ぬのかもしれないと、目に見えない放射能に本気で怯え、半ば遺書のような気持ちでブログを開いたことは何度も書いたことですが、友人達やたくさんの方の声や思いに励まされて今も、ここにいます。

日々の拍手やコメントにどれほど助けられたか言葉では言い表せない程です。
ただ、私は皆さんに感謝をお返しする術がありません。
何かせめてもと思って、福島の桜の写真などをUPしていますが、これもページを重くするだけかな。
とも思います。日常生活を取り戻している町で、被災者面をしているのもより苦しい思いをしていらっしゃる方を思うと申し訳ないとも思っています。

ただ、ある方が、こんな言葉を寄せて下さいました。
今までは福島の名前は原発と=だったけれど、今は貴女の住んでいるところだと。
その土地が早く不安から取り除かれることを願う、と。


桜の写真や福島の風景を見て、福島に来たいと思うと言って下さる方がいる。
福島を嫌いにならないと言って下さる方がいる。
野菜を食べると言ってくださった方。

自分の進路をこの災害で考え直したと言って下さる方がいる。
同じ福島の方が、不安を抱えながらも一緒に頑張ろうと言って下さり、それを発信して下さる。

そしてそれを読んで下さる方がいる。

今まで、福島を気にしたことも無かった人が、福島の事を知り、さらに福島=原発の地ではなく、人の住む場所だと、美しい花の咲く場所だと解って下さる
そのきっかけにこのブログがなるのだとしたら、それは少しだけでもブログを開いた意味のあることなのではないかなと思うようになりました。

お礼にならないのは同じなのですが。

今年は花見どころでは無い、花見をしている人を見てるとあんまりよく思わない、とおっしゃる方もいるようです。
計画避難域などで日々大きな不安と戦っておられる方、家や、家族、職場、友達、多くのものを失った方などはそれどころではないかもしれませんが。

でも、福島はまだ生きています。
大地もそこに生きる者達も。
皆さんが今、もうかなり少なくなった震災関連のニュースで福島の名前を見た時、できるなら原発とイコールではなくその場所に生きる人や、花を思い出して下さるといいなと思いもうしばらく花の写真などをUPしていきたいと思います。
そんな訳で、三春町雪村庵の桜。

手前は赤い梅で、梅と桜が一緒に咲き誇っています。
これで桃もあれば本当の三春なのですが。
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