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情けは誰の為?

私は震災後、職場近辺の地元商店でなるべく買い物するようにしています。
仕事の終わるのが遅くて、閉店が早くなったスーパーで買い物しづらいというのがあるのですが震災の時にいろいろ支えて貰ったから恩返ししないといけないなと思うのもあるのです。
震災直後、必死で仕事をしていた時、コンビニもどこも開いていない状況で売って貰ったチョコレートと「大変ですね。差し入れ」と貰ったアメリカンドッグの味は今も忘れません。
本当に困ったとき、やっぱり地元の力は強いのだなと今回の大震災で実感したのですが、逆に震災後落ち着いてからは一度も足を向けない店があります。
地元のガソリンスタンド。
地震から二週間後くらいに入れた時の金額がリッター160円でした。
震災後一週間に入れた別のお店は155円で、今も福島の相場はだいたい同じくらいです。
当然、震災時、5km以上並んだ車の列は、今その店の前には一台もありません。
まあ、いろいろと言い分はあるとは思うのですが、本当に緊急事態に人の本性って出るモノなんだなあと思いました。

情けは人の為ならず。
自分自身も忘れないようにしたい言葉と気持ちです。

福島は怖いですか?

今日は、郡山の町まで出て買い物をしました。
流通は割と回復しており、ガソリンスタンドなどの列も解消されて、一見、元通りに見えます。
ただ、目に見えない所で、私達の周りを「原発」はやはり汚しているのだな、と感じました。

知り合いの店は、手作りの服や用品の店です。ネット通販でいろいろ売ったりしています。
その友人ががっくりきていました。
「放射能がついてるかもしれない服を着たくないからキャンセルすると客に言われた」
野菜や食べ物なら解ります。
服も肌に着くから不安だと言うのかもしれません。でも、そこまでされなければならいのか、と友人は泣いていました。
気付いてみればスーパーに揺れる
「この店の品物は安全です」の文字。

ネットのサイトで
「福島県人は名札付けて欲しいよな」
「ああ、近寄りたくないな。放射能がウツル」

と言っていた人がいた、なんて話も聞きました。
ボランティアの医師も福島に入るのを怖がってなかなか見つからないという話もあります。
以前は田村市やいわき市だけでしたが、もう福島県が恐怖の対象になっているのでしょうか?

福島はそんなに怖いですか?
今も一ヶ月前とほとんどなにも変わっていないのに

これから私達が戦っていかなければならない、一番の敵は、放射能より怖い風評被害なのかもしれません。
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