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捨てられた思いやり

えっと、あんまりよい話題では無いのですが。

福島県は大きく、浜通り、中通り、会津と別れていて田村市は中通りと呼ばれるエリアに位置します。
そしてどちらかというと浜通りに近く、市の東は浜通りの大熊町と隣接しています。
その為、市の東端である都路町は最初避難の方々を受け入れたのですが、すぐに20km以内になって自分達が避難しなければならなくなりました。
今は一部警戒区域に入り、残りの部分が避難準備区域になっているのですが、この避難準備区域に最近放射能防護服が投げ捨てられているのが何度も発見されています。
特に昨日、一昨日にかけては数十枚近く。
東電の職員か、避難地域泥棒かと言われていたのですが、それがどうやら避難区域に荷物を取りに行った一般の方達だと判明しました。

大熊町や双葉町の方が町に入る最短コースとして利用し、避難区域を出てすぐ車を汚さない為に脱ぎ捨てるのだそうです。
都路の方がそれを目撃し、注意したそうなのですが即座に逃亡したり、逆に怒り出したりしたとか。
「警察に通報するぞ」
「どうぞご自由に」
‥‥話を聞いてあんまりいい気分にはなりませんでした。

22日から原発20km範囲は警戒区域となり立ち入りが完全に禁じられることになりました。
その為荷物を取りに行ったり、家畜の面倒を見に行きたい気持ちはまあ、理解できます。
避難されている方のご苦労も多少は解るつもりです。

でも、だからと言って放射能で汚れているかもしれないものをその辺に捨てていくのはどうかと思うのです。

避難生活や、震災後の生活が長引くにつれて、美談だけでは済まないいろいろな、避難所でのトラブルは浮き彫りになってきています。
特に田村市は家で過ごせる地区と、避難地区の格差がぱっきり分かれていて、家で過ごせる地区は予想外に低い放射能数値でほぼ平常と同じ生活ができるのに避難地区の人は避難所で段ボールの上で寝る生活を余儀なくされているのです。
貯まるストレスは半端ありません。

それなのに他所の人間が、自分達の家の近くに〜!
怒りを露わにしている人の思いを彼らは理解しているでしょうか?
服と一緒に思いやりも捨ててしまったのでしょうか?

避難されている方々もいろいろなストレスが重なって、先の見えない生活が苦しくて、人の事を考えるどころではないのかもしれませんが、何かをする前に自分の行動の意味を考えて欲しいなあと思うのでした。

川俣町に人気漫画家がやってくる!

私は今日は仕事ですので行けませんし、行けませんが福島の川俣町というところで、今日イベントが行われます。

「東京の有名店が人気漫画家たちと一緒に川俣町にやってくる!」日時=4月23日(土)12:00〜17:00
場所=福島県伊達郡川俣町 川俣町体育館

福島県の観光ホームページ以外でまず告知されていませんので、あまりニュースにならないと思いますが吉祥寺ホルモン酒場 焼酎家「わ」と池尻大橋フレンチレストランオギノの方がおいでになり焼肉とカレーの炊き出しをして下さるそうです。
川俣は川俣シャモと言って美味しい鶏肉が超有名です。特に親子丼は天下一品!
私の大好物だったりします。炊き出しの他、その川俣シャモが食べられたり特産品の販売が行われたりするそうです。
また、人気漫画家さんも同行され、サイン会などに協力下さるとか。

参加予定
板垣恵介 (グラップラー刃牙)
浦沢直樹 (20世紀少年)
かわぐちかいじ (太陽の黙示録)
かざま鋭二 (風の大地)
こしばてつや (Deep Love Real)
西原理恵子 (毎日かあさん)
佐藤秀峰 (ブラックジャックによろしく)
葉月京 (CROSS and CRIME)
東村アキコ (ママはテンパリスト)
福本伸行 (賭博黙示録カイジ)
真鍋昌平 (闇金ウシジマくん)
本そういち (夢幻の軍艦大和)
森川ジョージ (はじめの一歩)

【色紙による参加漫画家】
井上雄彦 (SLAM DUNK)
しげの秀一 (バリバリ伝説)
ちばてつや (あしたのジョー)
藤沢とおる (GTO)
CLAMP  (CLAMP学園探偵団)


あ〜、すっごい気になる(おぃ) 実は私は漫画、アニメにもちょっと詳しいのです。
人はそれをオタクと言う。

福島で興味ある方は川俣町のホームページを確認の上で行ってみてはいかがですか?

雨ですので傘の用意をお忘れなく。

福島には今、こんな心の援助が一番うれしいです。

心からの感謝を込めて…。
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