郡山市が小学校や保育所などで、独自に校庭の土などを除去し、放射性物質が広がらないようにする措置を取ると発表しました。
県はまだそのようなことを考えていない、ということですが、いち早く動いた郡山市のこれは英断と言えると思います。
最大の課題は残土の処理で、県の言い分は「処分場所もなく、作業者の体への影響を考えると県独自では判断できない」とのことですが、その危険な場所で子供達を遊ばせるのなら少しでもリスクを減らす努力はすべきだと思うのです。
国の対応など待っていたら本当に何時になるか解りません。
反面、いわき市では学校給食が始まり、地産地消と風評被害を取り払う意味で県産の食材や牛乳を使用すると発表しました。
基準値を下回っているとはいえ、心配な食材で子供達に給食を食べさせると言うことは個人的にはあまりいいことであるとは思えません。
現時点でも、通常以上の放射性物質は検出されているのです。
子供には少しでもリスクの少ないものを食べさせたいと思うのは当たり前の事。
子供を大人の見栄の道具に使ってはいけないと思うのです。
これから、私達は放射能と長く付き合って行かなくてはならない。
なら、今余計な見栄を張らず、自分達にできることをすべきだと思うのです。
知識を蓄え、リスクを理解したうえで正しく注意して生活をすること。
それが本当の意味で福島で生きることではないかと思います。