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田村市の役得

油断しました。
明日は、つまり今日は久しぶりの休みだと思って油断して、ついお風呂に入る準備をした時、布団に寝転んでしまったのです。
そのまま眠気に負けてしまい、気が付いたら朝でした。
でも、今日は久しぶりのゆっくりできる休み。
のんびり、寝たり買い物したりして過ごしたいと思います。
現在、田村にいる避難所の人たちはほぼ大熊町の人。
避難所対応が落ち着いた来たことで私達も休めるようになったのですがこの大熊町の人達は来週を目安に会津若松に町機能を移動されるのだそうです。
それに伴い、一般の人もごく僅かを除いて田村市を離れます。
今まで、ずっと体育館など寒い所で苦労してきた皆さんが、安心できる場所で少しでも落ち着いて過ごせるようになるのならそれは良いことなのだと思います。
子供達は学校にも行けるようになるでしょうし、空の下で遊べるようになるかもしれない。
今のように、公民館でボランティアに勉強を習い、室内ホールでかくれんぼをするよりは間違いなくいいことです。
一緒に過ごして来た時間を考えると少し寂しくもありますが大熊町の皆さんの、ご多幸を心から願わずにはいられません。

大熊町の人々の移動が完了すれば田村市の避難所はその大きな役目の一つを終えることになります。
現在屋内退避エリアの人々の避難状況は0。
市内の避難エリアの人もいますし、全てが完全に閉鎖されるわけではありませんけれど。
新年度も始まり、来週には小学校の入学式も行われる予定。
保育所や児童館は既に業務を再開しています。
地元企業の80%も稼働を再開しました。
これから私達は少しずつ日常生活を取り戻していくことになるでしょう。
ここに生き続けて行く事がこれからの田村市の役割になると思います。

原発に安全が戻るか、それとも私達が避難することになるその日まで。
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