スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

皆さんに考えて欲しい事 そのいち

こんな偉そうなことを、本来被災者というにもおこがましい私が言う事ではありません。

あくまで一人の一意見でしかありませんが、皆さんにもこの機会に考えて欲しいと思い書いてみます。


震災から約3週間、もうじき4週間が過ぎようとしています。

震災当日から今日に至るまでたくさんの人が、公私含めてたくさんの方が募金などで震災被災地を応援して下さっていることはとても感謝しています。

ただ、皆さんはどこに、どんな思いを込めて寄付していますか?

皆さんの大事な思いを今、本当に必要としている人に届ける為に動き出す前に良く考えてみて下さい。

今、一番多い募金の宛先は多分、日本赤十字だと思います。
しかし、震災から約1か月。ここに送られた義捐金はまだその殆どが震災の被災者、被災地の為には使用されていません。

誤解しないで頂きたいのは日本赤十字が支援してないとか信用できないとかいうことではなく赤十字の方々は、被災地で医療活動に尽力しておられます。本当に感謝している方も多いです。

ただ義捐金の配分には赤十字はとっても、すっごく、本当に! 時間がかかるので有名です。
だからまだ一円も義援金は使われていないと思って間違いありません。
赤十字は集まった義捐金を平等に配分する為に委員会を作り、会議を開いたり、分配方法などを話し合ったりするということ。

この大災害で、現地の有識者を集めて委員会を作り、各地の被災状況を調べ、それから平等に義捐金を分配します。
お役所仕事も真っ青の真面目さですが、完了までに一体どれほどの時間と労力がかかるでしょうか?
さらにそれを各地に避難した被災者の方々に平等に分配するのにはどれほどの手間と時間がかかるでしょうか?

着の身着のままで避難してお金もない人は、本当に今すぐにでも助けが欲しい。
けれども、集められた数百億のお金は皆さんの思いはまだ当分はその人達の為に使われる事は無いのです。

とは言え、長期的に見ればいつかは届きます。現状で見れば早くて数か月後。

遅くて半年から1年後でしょうか?

今回の災害との戦いは長期的なものになりますから、それはそれで一つの支援の仕方であると思います。

ただ、もし被災者の『今』の為にお金を使って欲しいと思うなら、右に倣えの赤十字募金は考えて下さい。


では、どうすればいいか。正直な正解はありませんが、各自治体それぞれが受け付けている募金窓口が一番早い方法だと思います。

赤十字のもいずれは各地の自治体に送られますから、数ステップ早くなるということで。

募金はその自治体の災害対策や、運営資金に使われるものと、被災者の生活支援に使われるものがありますが、どちらも被災者を救う力になるのは確かです。

正直、今の時点で被災者の対応にかかる費用はほぼ全て自治体の持ち出し&借金です。

各地からの支援物資などに助けられている食料や、医療その他の物資を別にしても避難所のトイレの水、暖房の灯油、明かりや電気ポットの電気代も避難の為のバスのガソリン代も全て県や各地方自治体の経費で賄われています。

徐々に国などからの援助も入ってきているようですが、今回は被災者の数と被害がとにかく半端ない。
これが続けば被災地のどの自治体も財政が破綻しかねないのは火を見るより明らかです。

福島県は県に寄せられた義捐金を避難家庭に配布すると発表しました。

その最初の一時金は5万円。

少ないと思われるでしょうが、福島だけで数万人、数千世帯が避難している現状、千世帯に贈るだけでも5千万。二千世帯なら1億を超えてしまうから仕方ないでしょう。

ちなみに先日、東電から二千万円の見舞金が出ましたが、そんなものは今までの一カ月でかかった費用から見ればあきらかにマイナスです。
赤十字にあるという800億を早く配分してほしいと思いながらも日々の対応にそれどころではないのが被災地の実情でもあります。

現在、東北各県が独自の募金窓口を用意していますし、福島で特に被害の大きかった南相馬市やいわき市なども募金を受け付けています。

双葉町や大熊町のみなさんを受け入れた会津若松市にも窓口があります。

くれぐれも赤十字への募金が悪いとか言ってるのではありません。

他のNGOや支援団体への募金もいろいろな形で被災地を助けてくれるでしょう。

でも皆さんの思いはこういうところであれば、確実に、早く困っている人の所に届く可能性があります。
この大災害において、これから皆さんにお願いしたいのは「考える」こと。

自分に何ができるか、何をするべきか、これからどうするべきか。

放射線や風評被害に溺れないことも、募金の宛先をどうするかも皆さんがどうか「自分で」「真剣に」考えて下さい。

それが被災地を救う一歩です
続きを読む

入学式と入園式

今日はいい天気。
小学校の入学式が避難区域内の学校以外全てで行われます。みんなきっとこの日を心から待っていたと思います。

大熊町の避難所で会った方には用意していた入学式のランドセルや服を置いて来てしまったとしょげていらした方もいましたが…。

当面は戸外活動を避け送迎もスクールバスなどを細かく使って様子を見る形になりそうです。
それでも学校の再会は日常の象徴。
子供たちの健康と安全に気をつけながら戻ってきた笑顔を守っていきたいと思っています。

今年の桜のはまだ咲いてはいません。
蕾はだいぶ膨らんでいますが、後1週間くらいでしょうか。
震災1ヶ月の11日は幼稚園の入園式の予定です。
咲き始めた花の下で子供たちの笑顔が咲く事と未だに苦しむ被災地の多くの方々に一刻も早い春が来ることを願っています。
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2011年04月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
アーカイブ