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子供たちの為に

ここ暫くハードな話はしていなかったのですが‥‥。

4月の学校再開時、当面の間、教育委員会から学校や関連施設は外での活動を控えるようにの指示がありました。

放射性物質が今も、外に確実にある今、その指示は正しいことであると思われるので、各学校はそれに従っています。
家族の送迎も認めたり、送迎バスを用意したり、通学時のマスク着用を指示したり。
子供達も外で遊びたいのを我慢しながら、体育は体育館やホールなどでいろいろ工夫したりして遊んでいるそうです。
ですが、今日、教育委員会から出された指示が出されました。
毎時3.8マイクロシーベルト以上の学校、施設の活動制限。
他の所は制限を解除するとのこと。
活動制限の学校の心配もさることながら制限解除のところも安心はできません。
そもそもこの3.8というのはかなり高い危険数値に思えます。
内部被ばくとかのことを考えれば、安全圏はせめてこの半分と思わなければならないと言われています。
また子供の事を考えればもっと低く設定した方がいいと思います。

今、県全体の環境放射能数値は減少してきています。
ただ、空中を舞っていたものが下に降りてきただけということも言われており、それを証明するように10センチで計った計測値は1mよりもかなり高くなっているようです。
興味ある方は福島県のホームページに数値が出ています。

名指しで制限をかけられた施設、その近辺の施設の不安はどれほどのものか計り知れませんし、子供達を預ける保護者の心配も理解できます。
ならばどこはいい、どこはダメではなく、全部の学校が少なくともある程度の安心できる数値になるまで
せめて5月までは中通り浜通りの学校は戸外での活動を控える方がいいのではないでしょうか。

もっとも制限が解除されたからと言って明日からすぐに子供達を外に出す学校があるとは思えませんけれど。

田村市の学校も通常なら4月末から5月に行っていた運動会を今年は秋に行うことにして、当面は様子を見ることにするようです。

福島にはブログを見て書き込みして下さる先生がいます。
知り合いもたくさんいます。
実は私の仕事も学校や、幼稚園、保育園とかなり関係が深いのです。

だから子供達の事、そして先生方の事がとても心配です。
他人事ではありません。

安全を守りたい。

けれど、私達にできることは限られています。だからせめて笑顔を絶やさないようにしたいと思います。

いつも子供達に笑いかけたいと思うのです。

春の淡雪

昨日の雪は幸い、それほど長く降り積もったわけでは無いようで、朝には止んでおりました。

まだ家々の屋根や山に残る雪は家々を白く染めていますが日が昇れば多分、直ぐ溶けるでしょう。
春の雪です。

自分達のいる場所を被災地というのは、今もって抵抗があるのですが、変わらない日常の中にやはり震災前とは違う、戻れない何かを感じます。
周囲には震災で仕事をうしなった人、家に今も帰れない人も多くいます。

直接の被害の少なかった私達の町ですらそうですから、津波の被害の多かった町はさらに大変であろうと思います。

そして、じわじわと続く原発の恐怖。

日々、何一つ進展したと言う連絡のない、そのニュースさえ見るのが簡単でなくなった日常は喜ぶべきだと思いますが「異常な安定」はいつ「異常な大事態」になるか解りません。
私達の不安は、なかなか春の淡雪のように簡単には消えてはくれないようです。
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