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携帯の歌う唄

今日、一カ月かぶりに携帯が鳴ったのでびっくりしました。
私の携帯、別にマナーモードにしてるとかそうじゃありません。
携帯のメール受信音が鳴ったのです。
今まで震災から一カ月。
メールの自動着信機能はずっと働かないままでした。

友人が以前ブログに書いていたのですが、災害時ってメールの自動受信は働かないらしいですね。
回線の負担軽減の為とかで。

だから、私は毎日、携帯を開くたび新着メール確認でいつも友人のメールが来ていないか確認していました。
それが当たり前になっていました。
ところが今日、久しぶりにメールの受信音が鳴りました。
開いてみたら友人からのメール。
震災後、ほぼ毎日送ってくれる日常のメールでした。
理屈で言うなら回線が回復したということなのでしょう。

でもメールが迎えに行かなくてもこちらに来てくれた。
なんだか、そんな当たり前のことが不思議に嬉しくなりました。

震災後は本当に皆が携帯を強く握りしめていました。
心配な友人の安否確認に私も何度メールを送ったか知れません。
友人達から贈られてくるメールにどれほど励まされたか解りません。
押し潰されそうな不安の中、たった一つの携帯が遠い私達を繋いでくれました。
ブログを開いたのもこの携帯から。
時間ごとの放射能数値の確認にも、家族との連絡にもワンセグの情報収集にも大活躍してくれた私の相棒のようなものです。

この大震災で一番働いてくれた小さな相棒が歌う歌。
それは震災の混乱が収まりつつある事を意味しているのかもしれません。

大好きな曲を設定してあるので、これからもずっと聞けたらいいなあと思いました。

忘れじの決意

昨日の夜は久しぶりになかなか寝付けませんでした。

震度5の余震の他、震度3くらいがひっきりなし。

まるで本震から一か月。

「まだ、忘れるな」「忘れてはいけない」

と大地が念を押しているように感じました。

もとより忘れるつもりはありませんがこの震災一カ月を、忘れることはやはりできなそうです。

さて、余震のせいで昨日書くつもりだったことを書けませんでした。

この一カ月、私は心がけていたことがあります。

それは、なるべく物を増やさないようにすること。

いつ、避難勧告が出るかもしれない。

そう思うと物を増やすのは置いていくものを増やす事。

避難用の荷物を常に車に乗せながら私は、壊れた皿や汚れた絨毯の補充などをしませんでした。
本も買いませんでした。

けれど、一カ月を経て少し考え方を変えることにしたのです。

だから、日曜日の買い物で新しい絨毯を買い、ついでに少し大掃除もしました。新刊がやっと入って来るようになった本屋さんで新しい本も買いました。

車に乗せていた避難用荷物も下ろし、最低限の着替え以外は箪笥に戻しました。
模様替えもして心機一転。

いつか時が来るまでここでの生活を楽しもうと決めたのです。

新しい絨毯は花模様。
この花をいつまでも思い出深く見つめられるようにと願いながら。


計画避難地域が発表になりました。

避難地域となったエリアは、さぞ心痛であろうと思います。

田村市は今回の中には入っていませんが、屋内退避エリアが避難準備区画に入っているので新しい対応も求められます。

今、そのエリアに住んで学校に通っている子もいるので心配ですが、環境放射能数値は微減傾向。

昨日の余震から半日変わっていないので、大きな被害は無かったようです。

綱渡りのこう着状態はまだまだ続きます。

終わりは見えません。
けれど、気持ちだけは前を向いて頑張ろうと思います。

ここが一つの正念場、踏ん張りどころかもしれませんからみんなで力を合わせていきましょう!


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