またまたブラッテル兄弟とアルカのお話の続きを書きます。本編のをやってるとブラッテル兄弟には幸せになってほしかったと感情移入してしまって。

というかサモンナイト5は、アニメ化して欲しいって思ってしまう程名作です。

恋愛ゲームがファンからの熱い要望と熱烈な人気でアニメ化したように

恋愛要素がごちそうになる乙女の黄色の声で「サモンナイト5」をアニメ化してほしい!!

さぁ「サモンナイト5」スタートです。

「エルスト。モウ大丈夫。二人ハ、眠ッタ」

「おぅ。ガウディの指示は、的確で助かったぜ。」
冬の川に溺れた弟とアルカを助けてから二人は、熱を出してしまい。エルストは、二人を着替えさせ暖めさせるため布団にいれタオルで汗を拭きようやく二人は、眠りについた。

「コノ子ガギフト君」

「おう。俺の弟だぁ!」

「玉のヨウナ小サナエルストダナ。」
「顔が似てるだろう。歳が離れた弟は、可愛いだろう。」

そう言えばエルストは、ギフトの額を撫でた。そのエルストの表情は、優しげでどこか寂しげだぁ。

「ん。…にいさん?」

「なんで疑問系なんだ?ギフト起こちしまったか?」
小さな頭でギフトは、首振る。
「おかえり。にいさん。」
「ただいま。」

「俺どうしたんだ?川に入ってそれから……」
「アルカちゃんが冬の川に溺れたお前を助けようとしたんだ」
ハッ!とギフトは、半身を起こすと辺りをキョロキョロした。
「アルカは?アルカ?!」
エルストは、狼狽える弟の口元に自分の左の人指し指をつけて右手の人指し指は、自分の口につけた。
「シー。アルカも大丈夫だぁ。お前の隣に寝ている。」
眠っているアルカを顎で示すとギフトは、ほっとした表情になる。

「アマリ大声ヲ出サナイヨウニナサイヨウニギフト君。二人ノ風邪ハマダ察知で治ッテナイノデス。」

「固いこと言うなあガウディ。ギフトこいつは、俺の響友(クロス)ガウディだ」

「兄さんの召還獣」
「いや。俺のパートナーで家族で頑固なロレイラルの友達だ!」
「以後オ見知りオキをエルストの弟」


「ギフトだ!」
とムキになって言い返す血の繋がった小さな弟にエルストは、微笑んだ。

「ギフト。どうして?冬の川に入ったんだ。ガウディが探知しなければ雪のある川で凍えていたぞ。」
そう言えば罰が悪そうにギフトは、エルストの視線を反らした。

弟と家族ぐるみで会う弟の幼馴染みのアルカの二人に会いにエルストが村に帰ってくると二人は、どこかに遊ぶに行っててその内帰ってくると思いくつろいで待っていた。

そろそろ迎えに行こうとガウディに手伝ってもらい二人を探していると。

「エルスト!この先の川に子供二人が溺れている!!」

「なんだって?!」

「風邪だけで済んでよかったものの。あまり心配かけさせることしないでくれよ。

「アルカが多く魚釣るからだ。」
「んぁ。」

「兄さんが帰ってくるから魚食べさせたかっだよ。俺のなかなか釣れないから。それで手掴みで兄さんの分の魚を獲りたかったんだ!!」
弟は、顔を紅くしてエルストに怒鳴った。

「ありがとうなぁギフト。」
そう言えばギフトは、プィとそっぽを向く。
「よーし。ちょっと待ってろ。ギフトとアルカちゃんが釣った魚でセイヴァール名物鍋作ってやる。」
「エルスト今日は、もう遅いノデ明日作リナサイ。」

「なんだよ水指すなよ相棒。」

「俺も手伝う。ケホ。」
「ほらほら風邪引きは、寝なさい。明日美味しい鍋作ってやる。元気になったら兄さんと美味しい海賊鍋作ろう」
エルストは、少し高い体温ギフトを抱きしめる。

懐かしい夢を見た。昔のエルストの幸せだった頃。エルストだった頃の大事な弟の昔の夢を。彼の相棒が目の前にいたら鼻の下伸ばして話したいことなのだが今じゃ叶わない。元エルストー今じゃ蒼機の召還師は、自嘲した。

あの時どうして弟と両親から逃げるように一緒に暮らすことを出来なかっただろう。
いくら考えを巡ると


「お前が弱く。ましては、信じることが間違いだ。弟のことも守れないお前は、無力で愚かだ。」
誰の声でもない声が囁くのを振り払うように蒼機の召還師は、歩き出した。彼女。弟の幼馴染み「アルカちゃん」に会いに行こう。それが愚かなことをしようにも。

続く?