読書週間

そんなわけで続き。早速一冊読了しましたよ。

予め買おうと思っていた本、【パーフェクト・ブルー】。王道のミステリが読みたいなという事で。主人公が犬という事以外は。ただしどっちかというと天の声視点?に近いなと思った。以下感想とか。普通にネタバレ含む。

事件の要の部分が、もろキムタクが如く(ジャッジアイズ)でちょっとビックリした。

人の顔パーツ上最も印象に残る目という部分で、その色が変わるというのは結構強烈なインパクトがある。それが能力的なものや病気の過程でとかではなくて、薬の副作用。しかも新薬の実験台での劇的な作用でって場面を想像してみると、何か言いようの無い気持ち悪さに襲われる。

しかし犯人の真相的には、え、そっち?しかもそれが動機で?ってなった。

この頃は多分今よりも野球熱が物凄かった時。今年はこの騒ぎで甲子園自体中止になってしまってますけど、もしかして今の時代書かれてたとするならまた違った物語展開になってるのかもとか思う。

そんな感じで他にも30年前の作品らしく、色々と時代を感じる一文がある。今だともうお年寄りでも傭兵時代が〜と話せる人は殆どいないだろうし。赤電話ってなんだろうとか。ワープロは一応知っている。

この小説で個人的に一番好きな一文が、人間の造り出すものの半分はあとの半分のものが原因でおこるトラブルを解決するものだ、って所。皮肉が利いている。これって今の時代も殆どそんな感じがして納得してしまうよ。その逆パターンもあるけれど。広い意味では、例えばインターネットとか。



















〜どうでもいいこと〜

でも未だにワープロ検定ってあるよなと不思議に思う