赤ちゃんがバランスを崩して転んだとき、
一緒にお風呂に入って桶が落ちて大きな音がしたとき、
大嫌いな掃除機の音が聞こえたとき、
その瞬間は堪えたような口になって、妻さんと僕の様子を見ている赤ちゃん。
妻さんと僕が大変だ!って慌てた様子を見せると、わんわん泣き出す。
だから、できるだけ何事も無かったように平然を装って赤ちゃんを抱き抱えるようにしてる。
あはは、こけちゃったね〜。って。なるべく明るく。
それでもやっぱり泣いちゃうことがあるけど、一所懸命泣くときの顔もとってもかわいい。
だから、妻さんと僕は、自然とまた笑顔になってしまう。
妻さんからのメール。
掴まり立ちに成功した!
やった!
11ヵ月と3日。ハイハイを通り越して立っちに成功。
いっぱい誉めてあげないと。
妻さんが撮ってくれた写真は優しさに満ちている。
仕事の合間に妻さんからのメール。
熱でも出たんじゃないかって、まずは嫌な不安が頭をよぎって、心配で開くけど。
そこにある何気ないひとコマに、ほっと一息。
安心と幸せ、僕への気づかいとたくさんのありがとうがつまってる。
昨日で11ヵ月。
こちらこそありがとう。
かわいい赤ちゃん。
両手でぱしぱし、頭を叩く。
ダメだよ。って言うけど、ぱしぱし。 悩ましいのかな。まだ赤ちゃんなのに。
愛らしい。
切り取っておいておきたいと思った時にはもう手遅れだ。
ご飯の時間に赤ちゃんがお皿を覗きこむ瞬間。
高い高いしたときに見せる笑顔。
近くに来て抱っこして、と手を伸ばす仕草。
赤ちゃんと遊ぶ妻さんの幸せそうな笑顔。
こけちゃって泣き出しそうな瞬間も、
急いでカメラをとって構えるけど、
赤ちゃんはもうカメラが気になって気になって。
いつも同じような写真に落ち着く。
心に刻んでおけばいいと思うんだけど、諦めきれずに、もう何度も何度も挑戦してる。
でもたまに奇跡的な写真が撮れる。
写真でしか撮れない瞬間。
心にしか置いておけない瞬間。
それぞれ大切にしようと思う。