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ちちばなれ

帰省の最後の目的は2歳になった息子の乳離れをすること。

乳離れをしようとしてグズられた時に、妻さん以外に構ってあげられる大人がたくさんいた方がいい。
娘の乳離れの時も、僕が海外出張の間に、妻さんが実家に一時的に戻ったタイミングを利用した実績があった。
だから、帰省は絶好のタイミングということだった。


今回、連休を利用して帰省することが決まってから、妻さんは息子に「おじいちゃんのところに行ったら、おっぱいはバイバイだからね」って言い聞かせていた。
その時はいつも、妻さんは寂しそうにしていた。
息子はおそらく、その言葉の意味や妻さんの気持ちを理解しないまま、素直に「バイバーイ」と返す、そんな会話を何回もしていた。


実家に向かう夜の車中、初めての夜のドライブで興奮気味の息子を寝かしつけようと授乳を始めた妻さんが、「おじいちゃんの…」と言おうとしたとき、息子がかなり食い気味に「バイバーイ」と小さな声で言った。
「意味がわかっていないんだろうね」
妻さんと話しながら笑った。


妻さんの計画は見事に成功して、実家にいる間に、乳離れがうまく出来たようだ。
息子は妻さんに抱かれると自然と授乳のポーズをとるみたいだけれど、泣いてどうしょうもないということはないみたいだった。

だけど妻さんはまだ痛むみたい。
寂しさと一緒に早く癒えるといいのに。

車中泊

今回の帰省のもう一つの目的は車中泊。
連休の渋滞を避けたいということで初めての挑戦だ。

金曜日の仕事を終えて夕飯を食べてお風呂に入って、子供たちにパジャマを着せて、移動を開始。

眠たくなったら車を停めて寝るつもりで走った。
作戦は成功して渋滞は無し。
いつもの帰省では考えられないくらいにスムースに進んだ。

でも、息子は初めての夜のドライブに興奮してしまってなかなか眠れず、高速道路に入ってからようやく眠りについた。

実家まで残り三分の一あたりに来たのが午前0時頃で、サービスエリアに入って眠ることにした。
高原にあるサービスエリアで、駐車場はおそらく車中泊をする車がたくさん停まっていた。

眠っていた娘を起こしてトイレに行って、車のシートを動かして眠る支度。
なんだかキャンプに来たような感覚で楽しかった。

いざ眠ろうとしたら、息子が起きてグズりだした。
なにかが気に入らないらしい。
妻さんがいろいろ手を尽くしてくれたけど、眠ったかと思ったらすぐ起きちゃって、大変だった。
娘は対称的に、トイレから帰ってすぐに眠って朝までずうっと起きなかった。

帰りも、同じようにサービスエリアで眠ることにしたけれど、息子はやっぱり気に入らないらしくてグズってしまった。
帰りに停まったサービスエリアは市街地に近いところまで来ていたので気温も高くて確かに寝苦しかった。
だから、一時間半くらい、僕が目を閉じて休んだら眠気が無くなったので、走ることにした。

走り始めるとすぐに息子は眠った。
娘はやっぱりずうっと眠っていた。睡眠についての娘の図太さには、改めて感心させられた。

車中泊は息子にはまだ早かったかな。
でも、渋滞のために行きと帰りに二日潰されていたことを考えると、時間がとても有意義に使えることが出来て、かつてなく充実した連休になった。

いかに快適な車中泊にするか。
次回までの課題だ。

稲刈り

大型連休になった今週末は妻さんの実家に帰省した。

今回の帰省にはいくつかの目的があった。
その一つは稲刈りだ。
妻さんの実家は、田んぼがあって、いつもお米を送ってもらっていた。
今年の夏に帰省したときに、ちょうど連休が稲刈りの時期に当たると聞いて、またとないチャンスが来たと思っていた。
大切なお米の収穫作業だから、最後のいいところだけを手伝うのは恐縮したけど、快く手伝わせてもらった。

娘と息子は初めての稲刈りを見学させてもらった。
二人は稲刈りのあとのカエル探しに夢中で、いつも食べているお米と結び付いたかどうか。それでも、娘は田んぼで拾った二粒の米粒をその日の炊飯器に混ぜて遊んだから、理解できたかな。
僕は激しい筋肉痛が、なんだか嬉しかった。
とてもいい経験をさせてもらった。

また来年もしたいし、今度は田植えも経験してみたい。

ここ

娘と息子は、何回かは皮膚科で水イボを取ってもらったけれど、皮膚科は常に長蛇の列だし、取っても取っても別のものがどこかにできてしまって、きりがないので、イソジン療法に変更した。
イソジン療法はお風呂上がりに綿棒でイソジンを塗るだけの、自宅でできるお手軽な方法だ。

イソジン療法をしたお陰かどうかは分からないが、新たに水イボができることが無くなった気がする。

それでいて、特効薬でも無いらしく、なかなか治らないので根気よく塗り続けている。

娘はどうやら完全に無くなったようだ。
息子はまだ、太ももとお腹に一つずつ残ってる。

風呂上がりの息子は遊びたくて動くから、綿棒で塗るのが結構難しい。
無理に塗ろうとしても余計にだめ。
でも、ある日妻さんが「どこだっけ?」って息子に聞くと、動きを止めて、「ここ」って指差してくれるということを発見した。

こうすれば簡単に塗れた。
それに、「ここ」って言う息子が、無性に愛らしく感じるので、僕はすぐに気に入った。

そしてまた、ある日、僕が綿棒を持って「どこだっけ?」って聞いたとき、息子は「ここ」って、自分のおへそを指差した。
「そこじゃないでしょー」って思わず言った。

また、塗りにくくなってしまったが、おへそを「ここ」って指差す息子もまた、無性に愛らしかった。

合いの手

誕生日プレゼントをもらう様子を見せようと、僕の親父とLINEでつながった時だった。

息子が「おじいちゃん」と言った。
僕はまだ「おとうさん」と呼ばれたことがないのに。
直前に娘が「おじいちゃん!」と言ったので真似しただけだろうけど、ちょっぴり引っ掛かるものがあった。

2歳になった息子は、僕たちが話すことは随分理解しているようだけど、息子は大概の会話を「あっ!」で済ませるから、単語はあまり増えてない感じ。

でも、息子的に気に入った言葉は真似をする。
家で流した「島人(しまんちゅ)ぬ宝」の歌、その中で「イーヤーサーサ」と合いの手を入れる部分がある。

息子はなぜだかそれが気に入ったようだ。
歌舞伎役者風に「イーヤーサーサーサーサー」とかアレンジまで。
飛びきり可愛いので、自慢したくなってしまった。
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