娘の笑う顔や声を聞くと疲れが吹っ飛んでいく。
ねんね遊びで目を閉じても堪えきれずに笑い出してしまう娘。
娘につられて妻さんも笑顔がこぼれたら、僕はフル充電だ。
2歳の誕生日プレゼントは妻さんと相談して三輪車にした。
お店では、娘は案の定アンパンマンとかのキャラクターのデザインされた三輪車に食いついていた。
でも、娘を乗せてみた感じが、なんとなくイマイチな印象を受けた。
娘は上機嫌だけど、後ろで押す部分とかハンドルの動きとか。どうも不安定な感じ。
そして見つけたのがキャラクターもなにもない、折り畳める三輪車。
僕の家は玄関が狭いからとても有難い。
作りもがっちりしてる感じだし、動きにも安定感があった。キャラクターは、後からも付けられるよって妻さんが言ってくれた。そのとおりだと思い、これに決めた。
三輪車が届いて、玄関にベビーカーと並べたら、僕は大満足。
さっそく、お花見を兼ねて三輪車で遊ぼうと出掛けたら、行った先は三輪車持ち込み禁止でお預けに。
花見もまだ4割程度で大失敗だった。
早く乗せて、娘がいっぱい笑うところが見たい。
今日は娘の2歳の誕生日。
指で2歳
も、練習の成果で、なんとか形になってきた。
今日は楽しい思いをたくさんさせてくれた娘を、目一杯喜ばせてあげたい。
そういえば最近は、イヤイヤする娘を怒ってしまうことも増えたかもしれない。
言葉がわかるようになってきたために、言うことを聞かせようとしすぎているかもしれない。
僕が「お腹痛いよー」って言ったら、「いたいのいたいの飛んでけー!」って、そして、「痛いの飛んでった?」って、声をかけてくれる優しい娘。
誕生日のこの機会に、父になったときの初心にかえろうと思った。
つわりが大変な妻さんが、娘を寝かしつけながら「一緒に居てくれてありがとう」って娘に言っているのを聞いた。
たぶん娘も「ありがとう」って思ってる。
僕も思ってる。
ラーメン屋さんは妻さんとの共通の楽しみ。
どうやら娘も楽しみになったみたいでラーメン屋さんに行くよっていうときは道中の車の中からテンションが高い。
もうすぐ2歳になるけれど、こんなに話せるものなのかな?って驚かされる。
店に入ったら、メニューを見ながら、「えっとー、ちゃーまんま」って大きな声で言う。
ちゃーまんまは、炒飯のこと。
妻さんも僕もまだ決めてないうちから「あのー」って店員さんを呼ぼうとするから、こっちも焦ってしまう。
ラーメンとセットの半炒飯はペロリ。大きな声で「おいしー」って言うから、「しー」だよって言うのだけどお構い無し。終始娘のペースだ。
食べ終わったら「あのーちゃーまんま、もっと」って店員さんに。
恥ずかしいけど、嬉しい変な時間だ。