レトロな手押し車を買ってきた日の翌日。
娘は一人で歩けるよ、と言わんばかりに歩いて見せた。
「手押し車買ったばかりなのに〜」って、妻さんと僕は買ったことを少し後悔したけど、歩けるようになったことが嬉しくて、嬉しくて、喜びながら悔しがった。
ちっとも後悔じゃない感覚。二人の親バカっぷりが面白かった。
先週末は、久しぶりの娘と二人っきりのお留守番。
ご飯のことや着替えのこと、お散歩のこと、いっぱい妻さんに聞いて予習させてもらったから、なんとか合格点で過ごせたと思う。
運良く天気も良くて涼しかった。
食事はレトルトが中心になっちゃったけどたくさん食べてくれた。
僕が剥いたキウイやオレンジは、少し食べさせすぎたかな、と思うくらいの量だったけどモリモリ食べてくれた。
お散歩も、歩けるようになってから二人っきりは初めて。
手を引いて歩いてみたら、凄く嬉しい気持ちでいっぱいになった。
みんなに僕の宝物を自慢したいような気分。
娘と二人っきりの時間は、妻さんの日頃の大変さがよくわかったし、娘のこともいっぱい考えることができた。
そして、これまで任せきりになってしまっていたことを反省。これからもたまにお留守番して、向き合うことが必要だと感じた。
そして、妻さんにありがとうの気持ち だ。これまでより、もっともっとだ。
靴が嫌いで履かせると、泣いて一歩も動こうととしなかった娘の姿は、もう想像できない。
靴が置いてある棚を指差して、「取って」のアピール。
とってあげると、靴をもって足を上げて「履かせて」のアピール。
履かせてあげると「手を貸して」って。
それから家の中を行ったり来たり。
超ご機嫌で、自慢気にも見える顔で、キョロキョロしながら歩いてる。
ベビーゲートの少しの段差をまたぐのも馴れたもの。
でも、だいぶん手前から足を高めに上 げちゃってタイミングが合ってないのが可愛い。
手をとって歩くのは腰にくるけど娘は容赦なし。
今日も帰ったら中腰の猛特訓だ。
お風呂で娘の頭を洗ってたらスヤスヤ眠ってしまった。
久しぶりのことだった。
眠る姿がとても可愛かったので、そーっとそーっと湯船に浸かって暖まった。まだ眠ってた。
少しぴくついたりもした。
妻さんを呼んでそーっとそーっと妻さんに抱き渡した。
その後も熟睡していたようで、僕がお風呂から上がったらパジャマを着せられてもスヤスヤ眠っていた。
あまりに眠るからどうにかなったかと心配になってしまったくらい。
妻さんはそんな僕に少しあきれた感じで大丈夫と言っていた。
ベットに寝かそうとそーっと移動していたら、パチリッと目が開いた。
それからは長かった。目が冴えちゃったんだろな。
お風呂では眠らせない。早速妻さんと約束した。